この世の中の完璧な食べ物

 この世の中の完璧な食べ物ってなんでしょう。私、それってパフェだと思います。どのパフェなんだとか、そんな細かな話はどうでもよろしい、その名の通りパフェこそがカンペキ、パルフェ、ペルフェット、まさにパーフェクトな存在なのです。そこらへんのファミレスので十分。私はもう一度言う、私は生まれ変わったらパフェになりたい。
 ……と、とち狂ったことをカイタノは去年の八月(id:goldhead:20050827#p1)。どうもそれ以来、パフェ食ってないような気がします。せいぜい、プリンにちょっとごてつけたようなものしか食っていないような気がする。それではいけないと(確認したのが今なのだから、時系列が圧倒的におかしい)、パフェ食うことにしたのが先週の土曜。すなわち、馬鹿みたいに大きな海老天丼を食べた日のこと。どういうカロリーでしょうか。
 というわけで、エビ食った数時間後、これまた中華街近くのデニーズでパフェ食いました。私、以前、デニーズに勤めていた人から聞いたのですが、ファミレスのメニューで一番手が掛かるのがパフェだそうです。他のものはみんなレトルト。レンジでチンすればだいたいオーケー。しかし、パフェは手順にそって埋めて重ねて積み上げねばならない。だから、非常に面倒に思うらしいのです。知った話じゃないですけれど。 
 で、パフェを頼んだわけですけど、デニーズはサンデーなんですよね。パフェとサンデー、なにが違うのでしょう。調べてみましたが、特に違いは無いようです。まあ、どうでもいいです。それより問題は二つのサンデーのどちらを選ぶか。方やデヴィルなんとかいう、チョコ積み重ね系。もう一つは、マンゴーフェアに乗ったマンゴー系。迷いに迷い、やはり中華街近くのせいか、中華系ウェイトレスが訊ねてきたときに、とっさにマンゴーを選んだものでした。しかし、私はそれしか頼んでいないのに、「サイショにモッテキテイイですか?」て、私、いったいどういうチョイスがあったのかイマダニワカラナイヨ。
 それでもって、時間をかけて出てきたマンゴーサンデー、あなた、大海老よりも偉大だ。冷えたスプーンと冷えたフォーク。いいじゃないですか。もう、ここから先はエロすぎて書くのを控えます。
 それはそうと、私がマンゴーとくんずほぐれずしている間、向こうの親子連れのお父さんと、さらに向こうのお父さんがそれぞれデヴィルの方を注文するではありませんか。最後の選択は違えども、選んだのは同じパフェの道。おお同志、きっと、彼らが結婚し、子供を作ったのも、こうして気兼ねなくパフェを食えるようになるために違いない。偽装結婚というやつです。彼ら偉大なる先人に見習って、私もやがて同じ道を歩きたい。女なんてパフェを食うための道具に過ぎないぜ。