アメトークはけっこう好きな番組だった。アメトーークになって、ボリューム二倍でおもしろさ二倍とはいかないが、余計な要素を盛り込んで水増しする様子もなく、やはり好感が持てる。
昨夜のメーンゲストは高田純次だった。雨上がりの宮迫博之が、高田純次に憧れていたとは知らなかった。あまり接点もなさそうに思えたからだ。けれど、高田純次に憧れる、というのはわかる。
自分の世代で言えば、やはり「たけしの元気が出るテレビ」。当時小学生だったが、インパクトは大きかった。週刊少年ジャンプの「ジャンプ放送局」でもよくネタにされていたように思うが、定かではない。
ビートたけし、タモリがいて、その下に明石家さんま、所ジョージ、そして高田純次、という印象があった(だからBIG3というのは未だになじめないところがある)。高田純次は独特のポジションに進んだ。
たとえば、板尾創路とか、似たような感じだろうか。笑いのポテンシャルの高さは抜群だが、冠番組でガンガンやるようなタイプでもない、と。
しかし、高田純次のボケは特殊だ。これも天才だ。なんとなくそれでいいと思わせる。テキトー、無責任。無責任男。そういえば、五時から男。還暦近くても、なにも変わらない。
とはいえ、嫌ってる人がいないわけでもない、ということを思い出した。子供のころ、「元気が出るテレビ」を見て、母が高田純次を「気持ち悪い」とよく言っていたっけ。それもわかる。
番組で紹介されていた1000発言はこちら(http://ww6.enjoy.ne.jp/~are/takada.html)のようだ。ざーっと見て、こんなにたくさんあるのに薄っぺらいのがすごい。えいっと選んで一つ。
・「オレは背の高さを公称2メートル10センチにしてるから、会った人から『意外と低いんですね』って言われるんだ」