粗大ゴミの三方一両損

 CD部分が壊れたステレオセット、というには大仰なアイワを、粗大ゴミに出した。横幅72cmなので、処理料金は500円。その額のゴミシールをコンビニで買って、指定された場所に出しておくという仕組み。
 で、日曜の深夜に二往復してゴミ運び。「見かけは壊れていないし、ラジオのアンテナやリモコンもついてる(ガムテープで留めた)から、ひょっとして誰か持っていくかもな」と思っていたのだが、月曜の朝に一般ゴミを捨てに行ったらまだあった。それでもって、その日の帰りにゴミ捨て場の前を通ったら何も無かったので、回収されたのかと思った。が、それもあやまりで、自分のアパートのドアに紙一枚挟まっていて、「今日指定場所に行ったけど、ゴミ無かったから持って行けなかったよ。もう一度出すときはまた申し込んでくれ」という内容のメモが。ということは、朝俺が通り過ぎたあとに、誰かが持って行ったのだ。この話に登場するのは三者だ。
・俺

  • ×誰かが持って行くのならば、結果論としては500円を市に払ったのは損だ
  • ○誰かが持って行くのに賭けて、シール無しの不法投棄をしたくなかったので、シールを買ってよかった
  • ○部屋にスペースができた
  • ×誰かにカタカナとはいえ氏名を知られたのは気持ち悪い
  • ○焼却処分よりは誰かが何かの役にたてるなら悪い気はしない

・市

  • ○500円を得た上、処理をするコストは省けた
  • ×くそめんどうくさいところにあるアパートに紙を届けなければいけなかった

・誰か

  • ○拾う価値があると判断したステレオセットを拾えた

……うーんどうだろう、拾ったやつ丸儲けか? つーか、これって一応「ちゃんと出したけど、誰か持って行っちゃった」って連絡入れた方がいいんだろうか?(×この迷い)。でも、こんなのしょっちゅうあることだろうから、連絡されても迷惑か(×価値のない電話)。あれ、こうしている間にも×が。やっぱり拾ったやつ得か。でも、×CDチェンジャーんとこぶっ壊れてるぜ。