日本生活協同組合連合会(日本生協連)が福島県内で販売した中国製冷凍ギョーザから、新たに有機リン系殺虫剤「ジクロルボス」が検出された問題で、日本生協連は過去にも同一製造日の同種商品で異臭がするとの報告を受けながら、出荷を続けていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080206-00000024-jij-soci
中国製食品がいいかげんであろうと、農薬が残留していようと、毒が入っていようと、あまり驚きはない、意外性はない。しかし、生協(以下、スーパーマーケット的存在としての生協を指します)、生協がこういったことに対して鈍感というのは意外であった。たとえるならば、日本共産党が不法な賄賂を受けていた(ということが実際あったかどうかは知りません)、というような感じ。
生協といえば、やはり俺は西鎌倉の生協を思い出す。コープという呼び名はあまりピンとこない、西鎌の生協だ。ロイヤルホストの向かいにあったと思う。ちょっと向こうに西鎌倉小学校、その向かいにヤマカストア……違うな、西友、西友のスーパーがあったと思う。その後コンビニになったのだっけ? まあ、ともかくその生協だ。
とはいえ、俺はその生協に入ったことは、一度か二度くらいしかない。二世帯で暮らしていた当時、祖母は生協の組合員だった。しかし、母は違ったのである。買い物はいつも西友、あるいはモノレール西鎌倉駅下のCGC(後のスズキヤ)であった。だから、その稀な機会は、祖母に連れられて行ったのか、あるいは母が祖母の買い物の代わりをしたのかどうか。まだ小さなころ、幼稚園か小学校低学年か。
二十年以上も前になる。しかし、店内の印象はおぼろげながらある。白くて、ガランとしていた。色とりどりの商品や値札などで溢れたスーパーマーケットとはぜんぜん違うところだと、そう思った。なにか不思議の世界という気になった。妙に気になるところになった。
あるとき、母に「なぜ生協で買い物しないの? 安いんじゃないの?」と聞いたことがあった。すると、答えはこうだった、「なんか気持ち悪いのよ」。その気持ち悪さ、なんとなくわかった。
……あれ、前に書いていたな。
じゃあ、そういうことで。
- 自分の今の生活圏について書くことには緊張があるけれど(だったら日記のタイトルは何?)、今や縁のない昔の生活圏ならば、記憶のおもむくままに幾らでも書き散らして、広大なネットの中から知ってる人が流れ着いて見てくれたらたのしいと思っているわけです。