第501統合戦闘航空団の中の人の今

「最近は(声優の)消費サイクルが早くなっている」と話すのは、とあるアニソン番組のプロデューサー。シーンは活性化したものの急激に増えたことで飽和状態となり、デビュー時にヒットを記録しても、新しい声優がどんどん出てきて、人気が定着しにくいという悪循環に陥ってしまったのだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150208-00000304-oric-ent

 おれがアニメを観るようになったのはここ3〜4年だが、女性声優さんの次々に出てくることの移り変わりの速さにはついてけないところがある。そのことについては、アニメを見はじめてしばらくして気づいた。どんどん新しい人が出てくる。おれはそれに戸惑いを隠せない。
 おれが深夜アニメ的なものを見はじめたのはどの作品からか。おれの中で諸説あるが、『天元突破グレンラガン』(深夜ではなかったっけ?)か『マクロスF』ということになっている。とはいえ、この沼に決定的に引きずり込まれたのはすばらしい『ストライクウィッチーズ』にほかならない。おれの中でこのジャンルについてのベースはすばらしい『ストライクウィッチーズ』であって、その中の人、すなわち声優というプロフェッショナルについてもそこがベースになっている。さて、すばらしい『ストライクウィッチーズ』、その基底をなす501部隊の中の人たちは2015年(今期?)、どのような感じだろうか。おそらくはこの分野について充実度が高いであろう日本のWikipediaを見つつ確かめてみたい。……その理由は、確かめてみたいと思ったから、としか言いようがない。なお、「別名では云々」というのは、その方面に疎いので無視する。順番はこれまたWikipedia順。

宮藤芳佳/福圓美里

ストライクウィッチーズ ねんどろいど 宮藤芳佳 (ノンスケール ABS&PVC製塗装済み可動フィギュア)
 なにはともあれ主人公である。OVAにも2作ちょこんと出ているし、3作目にも出るに違いない。して、福圓美里先生である。2015年のこれはといえば、『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』のイギーとしか言いようがない。イギー役というのは、これはもうなんというかジョジョ世界の中でもなかなかにグレートとしか言いようがない。本人も認めるところのM体質からも「クソ犬」扱いされて喜ばしいところかもしれない。というか、ラジオで本人が言ってたような気がする。おそろしい、おそろ……いや、喜ばしい話である。ちなみに2014年で言えば『M3』の……ラジオがたいへん面白かった。パイセン(祝結婚)とのコンビはまた聴けるだろうか。さて。

坂本美緒/世戸さおり

アーマーガールズプロジェクト 坂本美緒
 『蒼穹のファフナー EXODUS』というのにご出演らしいがよく知らぬ。外画方面の方でしたっけ? というところはある。おれは外画(とくにテレビドラマ)に疎いのでよくわからない。

ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ/田中理恵

「ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow vol.1 サン・トロンの雷鳴」秘め歌コレクション
 山寺宏一と結婚、と話題になったのはいつだったか。『ローゼンメイデン』(二期?)の銀様も2013年のこととなると、時が経つのは早い。Wikipedia見るに2014年から一気に出演作が減っているが、やはり結婚の影響もあるのだろうか。よくわからない。『ローゼンメイデン』は原作が終わってしまったが、銀様のお声をもっとお聴きしたい。あ、もちろん『サン・トロンの雷鳴』は観ましたとも。

リネット・ビショップ/名塚佳織

ねんどろいど リネット・ビショップ (ノンスケール ABS&PVC塗装済み可動フィギュア)
 名塚さんについてはラジオ『かもさん學園』を聴いているのだが、なんというか舞台女優という感じが強い。ゲストも話題もそんな感じがする。とはいえ、2014年のアニメ出演数を見てもけっこうなものと思える。お子様のいらっしゃる人妻様なのだけれど、イベントに参加して「うわ、美人!」ととくに思ったりしたのだが、なんというか、なんなんだろうか、ファンです。なんというか、ベテランだけどまだ若いけど人妻でフリーという独特の地位にいるのかな、と思うけどようわからん。

ペリーヌ・クロステルマン/沢城みゆき

ストライクウィッチーズ ペリーヌ・クロステルマン (1/8スケール PVC製塗装済完成品)
 押しも押されもせぬというか、相当に強まっている「中の人」といえるだろうか。なにせ峰不二子の中の人になったのだから強いに決まっているし、それ以前にもすごい実績があるのだろうし(おれはよく知らぬが)、今後も積み重ねていくのだろうし、というような。とりあえず現時点で2015年冬の作品で観ているものはないけれども、今年も(おれが生きていれば)その声を聴くことになるのだろう。ちなみに今は「集英社!」が癖になりそう。

エーリカ・ハルトマン/野川さくら

アーマーガールズプロジェクト エーリカ・ハルトマン
 体調不良とのことだが、『ローゼンメイデン』(なにげにすばらしい『ストライクウィッチーズ』と出演者がかぶってるな)以来お休みされていたようだ。が、『サン・トロンの雷鳴』でエーリカとウルスラを演じられたので一安心。それ以外はよくわかりませぬ。

ゲルトルート・バルクホルン/園崎未恵

ストライクウィッチーズ ねんどろいど ゲルトルート・バルクホルン (ノンスケール ABS&PVC塗装済み可動フィギュア)
 お姉ちゃんである。温泉ソムリエである。2015年でおれが観ている作品といえば『四月は君の嘘』の瀬戸紘子役であって、ノイタミナラジオによれば指名あっての役とのこと。こちらも外画畑の人なのだろうけれども、すばらしいストライクウィッチーズ愛をお持ちのようだし、もっとアニメでもとも思う。ちょっとクリリンっぽいとか思ってるのは内緒。

フランチェスカ・ルッキーニ/斎藤千和

ストライクウィッチーズ ねんどろいど フランチェスカ・ルッキーニ (ノンスケールPVC&ABS塗装済み可動フィギュア)
 「ルッキーニと戦場ヶ原ひたぎが同じ声」と知った時点で「おれ、声優に興味もつの無理だわ」と思ったのはいい思い出。こちらも2015年2月現在で視聴している作品はないのだけれども、今年おれが以下略。山芳製菓のラジオが終わってしまって近況を知ることができないのが残念。

シャーロット・E・イェーガー/小清水亜美

ストライクウィッチーズ2 シャーリーのゴーグル
 イベントに参加して「舞台映えする人やなあ」と思ったのが小清水亜美さん。こちらもキャリアあるし強まってる人のようだろう。なんといっても『キルラキル』の……というのも2年前か。今季は『Gレコ』と『ユリ熊嵐』に出ていたらしいがよくわからなかった。『エーゲ海の女神』は当然見たが。

サーニャ・V・リトヴャク/門脇舞以

ストライクウィッチーズ2 サーニャ・V・リトヴャク ロケットブースターVer. (1/8スケール PVC製塗装済完成品)
 『FATE』シリーズはよう知らんが、プーリナイとか言っててラジオを聴いている。こちらも結婚・出産を経てお仕事控えめなのかしらないが、すばらしいストライクウィッチーズのラジオにも出ていたし、もっと聴きたいなあ。

エイラ・イルマタル・ユーティライネン/大橋歩夕

 すばらしい『ストライクウィッチーズ』のラジオのパーソナリティを務められておられてすばらしいのだが、最初のころに「私だけ暇なのか」という旨の発言があるとおり、あまりお目にかかれない。なんでだろうね。だってあんた、イベントでも大人気だったし、この独特のエイラ声とか、ラジオでのかわいい声とかええなぁと思うのだけれど。うーん、『ストライクウィッチーズOVA第三弾でも主役級ではない(というか出るかどうか知らんけど)し、まあ次期地上波に期待(『いらん子』ということはないだろうけど)か。いや、もっと出てほしい。それに尽きる。

 ……と、とくになにも有益な情報もなく、単におれの雑感を述べてみたが、まあそれだけのこと。実のところ、アニラジを聴き始めたという点で『じょしらく』メンバーの中の人、というのにも思い入れがあるが、それはまたいずれ……というかさっといくと山本希望さんは活躍のようだけれど、あまり印象にない。失礼。佐倉綾音さんといえば売れっ子の売れっ子というところでいろいろのラジオも面白い。『じょしらく』ラジオではキラキラ組に入れられていたがそうでもない、というのもいい。小岩井ことりさんは……あんまり縁がないか。南條愛乃さんときたら、本編はいまいちだったが『とある飛空士への恋歌』のラジオが面白かったり、FFのオンラインゲーはまったく知らないけどラジオは聴いていたりと密かな贔屓。後藤沙緒里さんといえば、『じょしらく』メンバーのなかでも一番に好きな人だし、『咲』での小鍛治健夜役など大ハマリで大満足だったのだし、もっともっとというところ。以上。
 あ、いや、そのすばらしい『ストライクウィッチーズ』も一期放送当時はどうだったのかおれにはわかりようがない(一期はレンタルから入ったので)のだけれども、いろいろの(声優)人生を歩んでいる人たちが中の人であって、坂本さんのように変更なども覚悟する必要があるのかなーと思いつつ、やっぱり今の面子で次のテレビ版いってほしいなと思ったのでした。おしまい。