金がなくても……なに、
Amazonのポイントがある。といふわけで『
ゆるゆり』13巻特装版を買ひおつた。買ひおつたか、おぬし。ええ、師匠、不肖、私め、買ひまして御座います。して如何? いや、まつたくなもり先生のお筆先冴え渡り、漫画ちう表現の枠を『
ゆるゆり』の四文字にとどまらぬところに広げつつあるやうに見えますであります。さよか、さよか、もつちと話せい。はい、おれはこの作品で好きな人物は誰かと問われれば……きわめて難しいことを聞くな……船見結衣といふことになりますが、それより大事は
カップリングであらうがといはらば……ものすごく難しいことを聞くな……マア、なもり先生のお出しになられる可能性の補助線のどれもがすばらしい可能性を秘めているようであって、これもありか、あれもありか、そうなのか、と、登場人物もたいそう増えましたが、まあどの子にも魅力があって、まっことおっもしれえなあというところでございます。決して密度の高い作品でないことはタイトルのとおりでありますが、飄々とした作風の、軽やかでいて、ここぞというところでガッと笑いを取りに来るところ、少女の可愛らしさを、百合のときめきで撃ちぬいてくるところ大なのであります。毎週ラジオなども聴いているけれども、ラジオはなにかもう作品を離れている部分も大きく、最新13巻どこか欠けていた『
ゆるゆり』分を満たされるような思いでありました。
……などと書き残しておいて、いつかの「間違って2冊買ってしまった」を回避しようとした次第。というか、発売自体に気づいていなかったというのもあるのやし、とはいえ漫画世界をこまめにチェックして、買って、読んでの習慣からあえて離れているおれにはいろいろと大変なんだ。
……そんでこれは……ほしいところだが、レンタル待ちや……。