横浜町中華紀行Vol.003『萬里 野毛本店』

映画を見終えて二時半過ぎ、みなとみらい側から駅をまたいで野毛方面へ。目的地は『萬里』。これである。野毛の老舗というが、おれはムックを読むまで知らなかった。

入店すると、一階カウンター席の奥の方が空いているので進んでいくと、「二名様ですか? お二階をどうぞ」と。で、二階に行くと、お座敷をどうぞ、と。

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お座敷にはわれわれだけ。

「餃子を二人前頼みましょう」とおれ。

そして、メニュー選び。女は中華丼、おれは「特別中国ランチ」(ムックでは「特別中華ランチ」となっていた)を選んだ。

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なんとなく、外の時間がわからなくなる空間。

「なんか、昼じゃないみたい」

「ビール、頼みましょうか?」

ということで、瓶ビールを追加注文。おれも女も好きなキリンの一番搾り。小さなコップで乾杯。席の方を眺めれば、そろってみんながみんなビールを飲んでいるので、これが野毛というものなのであろう。

そして、女の中華丼が来た。

「熱い。でも、なんか懐かしい味」

しばらくすると、餃子が来た。

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熱々で小ぶりの餃子。餃子の味がする。ビールを飲む。お座敷であぐらかいて、昼から餃子とビール、悪くない。

また、しばらくして、おれの特別中国ランチ。

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チャーシュー、キャベツの千切り、肉野菜炒め、揚げ物、ライス。皿の端にはカラシ。何用のカラシ? チャーシューに醤油をたらして、カラシをちょっとつけて、キャベツと一緒に食べる。なにが正解か。まあ、そんなことはどうでもいいだろう。

「この肉野菜炒め部分、そっちの中華丼の上と同じですかね?」

「魚介類がない」

そんな感じ。

して、この特別ランチ、なかなかいい。白米というところがいい。ちょっとパラパラした白米で、おれ好み。これが炒飯だと、ちと逃げ場がない。べつに肉野菜炒めの味が濃すぎるわけではないが、ちょうどいいバランスだ。スープ、ビール、チャーシュー、餃子。悪くない。

だらだらと悪くない昼食をとった。まったりできるお座敷だ。両者食べ終えてしばらく、予約していたらしい7、8人の団体がお座敷に来たので、そろそろ出るかと。

少し赤ら顔して出て野毛の街は、昼から飲んでる連中の多いこと。そのまま伊勢佐木町までだらだら歩いて、ブックオフに寄った。女はおれがすすめたケン・リュウの文庫本を二冊買った。おれは津原泰水の文庫本を一冊買った。サンマルクカフェでコーヒーでも飲んで、と思ったらなくなっていた。なんで気づかないんだろうね、こういうの。伊勢佐木モールを駅側に出て右に少し、ベローチェでアイスコーヒーを飲んで、だべって、帰った。

 

以上。

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