ラフロイグお恵みいただいたのでスコッチ・ウイスキー入門について考えてみる

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ラフロイグ船橋方面からお恵みいただきました。

ラフロイグはいいものです。

え、ラフロイグってなんだ?

ウイスキーです。

ウイスキーのなんだ?

スコッチです。

スコッチってなんだ?

スコッチ・ウイスキー - Wikipedia

スコットランドにおいて製造されたウイスキーであって、

(a)スコットランドの蒸留所にて、水および発芽させた大麦(これに他の穀物の全粒のみ加えることができる。)から蒸留されたものであって、
(i)当該蒸留所にて処理されマッシュとされ、
(ii)当該蒸留所にて内生酵素のみによって発酵可能な基質に転換され、かつ、
(iii)当該蒸留所にて酵母の添加のみにより発酵されたものであり、
(b)蒸留液がその製造において用いられた原料およびその製造の方法に由来する香りおよび味を有するよう、94.8パーセント未満の分量のアルコール強度に蒸留されており、
(c)700リットル以下の容量のオーク樽においてのみ熟成されており、
(d)スコットランドにおいてのみ熟成されており、
(e)3年以上の期間において熟成されており、
(f)物品税倉庫または許可された場所においてのみ熟成されており、
(g)その製造および熟成において用いられた原料ならびにその製造および熟成の方法に由来する色、香りおよび味を保持しており、
(h)一切の物質が添加されておらず、または
(i)水
(ii)無味カラメル着色料、もしくは
(iii)水および無味カラメル着色料
を除く一切の物質が添加されておらず、かつ、
(i)最低でも40%の分量のアルコール強度を有するもの

……わけがわからん。

これからスコッチを飲んでみようかな? という人はなにをどう見ればいいのか。だいたいそこらのコンビニやスーパーで気軽に買えるのか。

買える、と言いたい。

ボトルのどこを見ればいいのか?

Scotch」の文字を探せばいい。スコッチはスコッチ以外がスコッチと名乗ることを許さない。

千円ちょっとでいいんだ。それがジョニ赤だろうがバランタイン・ファイネストだろうがタリスマンだろうがティーチャーズ・ハイランドクリームだろうがホワイトホースだろうがデュワーズだろうがカティサークだろうが、そいつはスコッチだ。セブン-イレブンで安く売ってるレジェンダリー・スコットでもいいだろう。

ただし、よくわからない日本語の名前の書いている、原材料に醸造アルコールとか書いてある、色水みたいなやつはダメだ。あれはウイスキーとは言い難い。もちろん、ニッカなんか信じたっていいかもしれない。でも、今はスコッチの話をする。

で、そういうのを飲んで、「お、スコッチ・ウイスキーはひょっとしたらおいしいかも?」と思ったら、そこからシングルモルトウイスキーに進むのもありだろう。シングルモルトとはなにか? めんどくさいから調べろ。簡単に言えば、「クセが強い」ウイスキーだ。どうせ飲むなら「クセが強い」方がいいだろう。

というわけで、このあたりに進んでみてはどうだろうか。

 

アードベッグ

 

 ボウモア

 

 ラフロイグ

 

……なに、おれの好みが偏っているだと。だったらこれでも飲んでおけ。あとはラガヴーリンとか。なんか、名前の響きで選んでもいいぞ。

 

え、クセが強いのはちょっと? じゃあ、ザ・マッカランでどうだろうか。

金のあるやつは、スーパー、コンビニスコッチを飛び越して、いきなりザ・マッカランから飲んでもいいだろう。

飲み方? そんなものは決まっている。ストレートでちびちびやれ。せめてロックだ。なに、通はトゥワイスアップだ? せっかくうまいものを、薄めてどうする? そのままちびちびやるんだ! ただし、安いウイスキーならお湯割りという邪道で身体を温めるのを否定しない。

……というあたりで、おれはウイスキー警察に逮捕されるだろう。ピーポーピーポー。

 

しかしなんだろうね、お酒って難しいよね。こんな記事があった。

日本酒初心者はどれを飲めばいいの?甘口から熱燗が旨いものなどオススメ銘柄12選

これについて、おれはこんなことを書いた。

 

日本酒初心者はどれを飲めばいいの?甘口から熱燗が旨いものなどオススメ銘柄12選

本当の初心者、というかおれは、そこらのスーパーかコンビニで買える銘柄の中で、日本酒マニアが「かろうじてこれは日本酒と呼べるだろう」といものを知りたいのだが。そんなもんない、というならそれまでだ。

2021/02/23 14:50

そうだ、ここで日本酒通がすすめる日本酒は、たぶんそこらのスーパーやコンビニで売っていない。これが辛い。その上、保管方法:要冷蔵では、ますますハードルは高くなる。むずかしいもんよな。で、酒屋に行ってみても、日本酒は種類が多くて、目当てのものを探すのも一苦労だ。

日本酒とおれ、おれと日本酒。二十年も前に、おれが日本酒(と称される安酒)を飲んだ感想は、「甘ったるくて悪酔いする」だった。が、その後、「純米酒」と書いてあるものなら、そんなに悪酔いしない、ということに気づいた。さらに、日本酒には甘口と辛口があって、おれは甘口が苦手で辛口を好むといった傾向も知った。甘口、辛口は、日本酒度という一応の客観的な数値で示されているので、知らない酒を買うときの目安になる。おれは辛口が好きなので、日本酒度が高いものを選ぶことになる。

で、恥をしのんで、おれがそこらへんのコンビニやスーパー、あとはAmazonあたりで買える、「これ、まあ、飲める日本酒といっていいのではないかな、日本酒通に言わせたらわからんけど」というものをあげておく。好きに罵倒してくれていい。さっきのスコッチについてもだけど。あと、だんだん「純米酒」以外も飲めるものは飲めるようになってきた。

 

菊正宗!……の上撰とか、ワンランクアップしてあるやつ。これならたまにスーパーで見かけるし、ドン・キホーテでも売ってる。

 

 

一ノ蔵無鑑査。これはもう単に辛口、超辛口というだけで飲める。一般的な意味でおいしいとされているかどうか知らない。

 

 

剣菱。なんか響きがいいよな。これも手に入りやすいし、悪くないんじゃないかと思う。

 

 ……これはそこらでは売っていないけれど、和歌山で飲んだ思い出のお酒なので。あとは、ちょっと値ははるけれど、獺祭は飲みやすいよな。もちろん、獺祭と一言にいってもいろんなのがあるけれど。それはスコッチにも言えることだ。でもまあ、なんというか、信頼できるブランドということで。

 

と、まあ、酔えればなんでもいいよ。どうせ明日はやってくる。飲んで忘れろ。ストロングゼロでいい。が、おれはぜったいにトリスは飲まねえ。そういうこだわりはある。まあいい、ともかくこの国では成人がアルコール飲料を飲むことが許されていて、そこらで許された飲み物が売られている。それを買ったり、恵んでいただいたりして飲むだけだ。以上。

……というか、外で飲まない、飲む相手もいない、飲む金もないおれの戯言なので、適当に受け流してね。

 

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