あんまり今期のアニメの話を見かけないような気がする

ネットであまり今期のアニメを見かけないような気がする。……というか、おれが見ようとしていないからか。とはいえ、それを乗り越えてまで評判になっている、勢いある作品というのもなさそうな気がする。

一つにはオリンピックなんかもあったろうし、もちろんコロナの状況下で思わずニュース記事などに時間を取られる、ということもあるかもしれない。ないかもしれない。

ということで、二話くらいまで見て「Not for Me」な作品は切って、残りをだらだら録り溜めている感じ。

でも、その中でも毎週追っている作品が二つあるので、一応ご紹介。

 

ぶらどらぶ

ネット配信はもっと早かったけれど、地上波では今期。おそらく日本のアニメ監督のトップ5には入るであろう押井守作品。

はっきり言って作風は古い、と感じる。おれがアニメを見始めたのは10年くらい前、30歳を過ぎてからのことだが、正確には深夜アニメ。子供の頃、ファミリー向けアニメは好きだった。

で、この『ぶらどらぶ』の作風は……ひょっとしたら、ほとんど覚えていないけれど『うる星やつら』的なのだろうか。90年代よく知らない。ひょっとしたら80年代? そんな感じ。

あきらかにギャグが滑ってるな、と思って妙に恥ずかしい気持ちになることもある。それでも、なんか押井守が好き勝手やってんなという感じもあって、なんとなく見てしまう。自衛隊シーンとか、やっぱり強いなとか思った。ここまで作家性が強い深夜アニメは珍しいかもしれない。というか、なんとなく古い感じも合わせて、ちょっと今どき珍しい。だからなんとなく見てしまうのか。

音楽はよいし、OP、EDの曲は手に入れたいとか思っている。たぶん最後まで見るだろう。

 

 

かげきしょうじょ!!

 

こちらは宝塚もの。宝塚ではないけれど、宝塚もの。これがおもしろい。べつにおれは宝塚のファンではないけれど。

主人公のキャラが立っている。そしてでかい。『トップをねらえ2!』のノノとか、『ファイナルファンタジーXII』のフレアとか、でかい二次元女性キャラは基本的に好きなのだ(もっといるような気がするけど、とりあえず思い浮かばない)。ともかく、歌舞伎(日本舞踊)をバックボーンに持ち、なおかつちょっと複雑な家庭環境を持つ、その主人公、渡辺さらさの魅力がある。

そして、その親友である奈良田愛、元国民的アイドルグループ。この子の人との距離の取れなさというか、不器用さもいい。突き抜けている。さらさと愛のコンビというのはとてもおもしろいように思える。

アニメとしても、音楽も絵もいいし、話も気になる。原作は知らないが、今期はもちろん、できれば話の最後までアニメで見たいな、と思っているのだが。

あと、関係ないけど、志村貴子の『淡島百景』、一巻だけ買って、続き買ってないなと思い出したので、二巻と三巻買った。こちらは「淡島」(宝と塚の逆の意味の漢字なのかな)だけあって、淡い感じであって、こういう宝塚ものもいい。ちなみに三巻までしか出ていなかった。

 

 

まあ、こんなところ。