2021年 マイルチャンピオンシップ回顧

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マイルチャンピオンS(G1) 結果・払戻 | 2021年11月21日 阪神11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

 

阪神の馬場はあまりよくないらしい。パワーがいるらしい。外差しが効く馬場らしい。……そんな情報からおれが導き出した本命は、ダノンザキッドだった。

というか、前走富士ステークスの結果からダノンザキッド本命でいこうかという気持ちはあった。骨折明け6ヶ月ぶりの出走で馬体重は+22kg。それでいて直線でじわりと伸びてきて0.5秒差の4着。2番人気は裏切ったが、これはいい一叩きになったのではないか。

このごろは休み明け(というか正確には外厩調教かもしれないが)で一発回答という馬も多いが、一叩きで上向きというのはあっていいはずだ。今回は絞れてきていい感じのはずだ。さらに枠も外を引いたし、パワーもありそうだ。なにせ、あまり脚が速くない(というと語弊があるが、そこまですさまじい瞬発力で勝ってきたわけでもないということ)。今回の馬場は向くんじゃないのか。

と、シュネルマイスターやグランアレグリアの強さを知ったうえで、本命にした。もちろん、オッズという大きな要素もある。狙い目だ。

が、出てきたら馬体重+2kgで、なんか発汗が激しい。え、大丈夫なのか? ええい、大丈夫だ、なにせ鞍上は世界の川田だ。ゆけ、キッド!

というわけで、ドタドタと(勝手なイメージです)中段から伸びてきたキッド、外にいるグランアレグリアをその巨体(勝手なイメージです)で吹っ飛ばせ! 来い、来い、無理かな? あ、でも、二着、二着はあるぞ、あきらめるな、走れキッド、来いキッド……三着!

馬券はいろいろ買い散らかしたが、三着は美味しくないんよ。気のない三連複が引っかかっただけなんよ。

でも、わりとこう、ダノンザキッド本命にしたのに後悔はない。グランアレグリアが強いのも、シュネルマイスターが強いのも知っていた。でもまあ、馬券で勝負して、馬も勝負してくれた。前半スローとはいえ、この馬も33.0秒の上がりを使っている。マイルが適距離か、この馬体重が適正なのかわからんが、条件によってはまたG1奪取も可能だろう。この厩舎のことだし、来年の高松宮記念とか走ってたりするかも。

勝ったグランアレグリアは強かった。ローテで牝馬の引退レースでやや減点かと思ったが、格が違った。というか、後者の考え方も古いか。天皇賞・秋では「三強ではなく一つ抜けた怪物」と思って本命にしたくらいだし、もうこの勝利には脱帽で、お見事としか言いようがない。

シュネルマイスターは枠に泣いたというコメントが出ているが、やはり世代トップクラス。血統表にサンデーサイレンスキングマンボも入っていないから、早くも種牡馬としての価値という話が出ているが、あと一年でも現役を続ければ、やはりまたG1タイトルもあるだろう。

まあ、そんなところで、今後はちょっとだけダノンザキッドを贔屓にしていきたいと思いました。おしまい。

 

 

 

こちらは日本酒のキッド。紀州和歌山のお酒。おいしいです。