お恵みもので寒い日々に立ち向かう

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イメージ画像(今日は雪降ってません)

寒い。冬だから当然だ。だが、地球も温暖化しているというのだし、もうちょっと暖かくてもいいのではないか。かといって、夏が暑すぎるのも嫌だ。

日本の家屋は断熱性がどうこうという。おれの住まいはそういうレベルではない。安普請の古いボロアパートである。断熱という思想など入り込む余地すらない。とにかく寒い。

朝日もささない。窓に映るのは隣のボロアパートの白い壁であって、毎朝のように「今日も薄曇りか」と思う。思って、窓を開けて、狭い空を眺めると青空だったりする。冷える。

この寒さに対抗するのはなにか。まずは暖房器具であって暖房である。だが、暖房にも限界がある。そうなると、重ね着である。道の上で寝る家のない人のように、とにかく重ね着する。一番上には「着れる毛布」を着る。もちろん、室内用ルームソックスを履いたりもする。

とはいえ、「安いものを長く」のエコ思想(「高いものを長く」はブルジョアの思想だ)によって、なんか靴下もくたびれてきた。

そんなところにお恵みがあった。

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見ろ、トゥルーデのTシャツにグンゼのルームソックスに手袋、これである。

 

 

いきなり履いてみたが、このルームソックスは温かい。温かいというか、「裏ボア」の感触がよすぎる。猫の毛を撫でているようなすべすべ感がある。これはたまらん。おまけにロングであって、ロングなのは温かい。このまま散歩でもしようかという感触だが、ルームソックスだ。正気を保て。

そして手袋。これもありがたい。もちろん手袋を持っていないわけではない。だが、贅沢は言わんけど、新しいのが欲しくもなった。スマートフォンにも対応している。もっと寒くなったら、以前お恵みいただいた、もっと分厚いやつを使う。だが、これで当分乗り切る。

で、すばらしいストライクウィッチーズのトゥルーデ、ゲルトルート・バルクホルンのパーソナルマークのTシャツ。これはどうしよう。この冬、「わーい」と喜んでTシャツ一枚で外に出て凍死というのはおもしろくない。裏ボアのソックスにTシャツだけ着た中年男性が凍死。おもしろいか。でも、これは夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った。

 

以上。

 

 

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