- プーチンのロシアによるウクライナ侵攻からほぼ一ヶ月過ぎた。最初の最初は、おれもプーチンと同じ思いであったかもしれない。すなわち、三日や一週間あればキエフは落ちる、と。
- ウクライナは健在である。健在とはいえないかもしれないが、いまだ国家として存続している。ゼレンスキー大統領も健在であるし、激しい抵抗を繰り広げている。
- 詳細についてまだわからないことではあるが、ロシアの准将、少将クラスが五人か六人か倒されている。これはあまりないことのようだ。
- 「ロシアの総大将はだれだ?」という話もあるようだ。不在なのではないかという、見方もあるとイギリス軍あたりの見解もあるようだ。あるいは、いたとしたら「無能」だと。ひょっとしたら、プーチンが総指揮しているのかも?
- アゾフ連隊の活躍というものがあるかもしれない。極右愚連隊のようなものと思っていたら、れっきとした軍隊であったと取材した人の記事を読んだが、将官殺害とドローンによるキエフ防衛など、その情報は伝わってくる。とはいえ、アゾフ連隊はいろいろの疑惑もあるので、いまは世界は沈黙している、というところか。
- ジャベリンやバイラクタルTB2が救国の兵器とされている。より大きなものを、小さな武器で叩く。NATOが直接軍事介入できない状況においては、こういった兵器に託すしかない。
- プーチンのロシアに対しては苛烈なる経済制裁などを与えながらも、第三次世界大戦、核戦争を避けるために、直接の軍事介入はできない。世界大戦を避けるためにウクライナを見殺しにするという構図は変わらない。核がある限り変わらない。
- ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会でオンライン演説をした。ゼレンスキー大統領は日本に過大なものを求めなかった。軍事介入、武器の提供……。この国にはできないことがある。それをわかった上でのことであろう。それでも、最大限に、アジアの一国として協力してほしい、そういう意思を示した。それには応えたい。魚介類の輸入は続けたとしても。
- 長期的に見れば、プーチンのロシアは滅ぶ運命にある。とはいえ、目下の戦争において、ロシアが圧倒的に有利なのは間違いがない。包囲して、遠くから緩慢に無差別に砲弾を打ち込めばよい。爆撃をすればよい。ウクライナの一般人は直接的、間接的に殺されていく。ゼレンスキー大統領とていつまで無事かわからない。いくらロシア軍が粗末な状態だとはいえ、この非対称は否定し難い。
- ロシアが生物化学兵器を使用することもあるだろうし、あるいは戦術核も。
- それでも、ウクライナには粘ってほしい、ウクライナの国体を守ったまま停戦に持ち込んでほしいと思う。ウクライナに粘ってくれと願うことは、ウクライナの一般市民、子供が犠牲になれということと同義であるかもしれない。それゆえに、ウクライナに降伏をすすめる人がいることもわかる。わかるが、このままロシアの侵略を許してはならない。
- 心苦しいところがある。日本は日本の歴史と法、あるいは地理的な問題もあって、直接支援などできない。NATOも動けない。ロシアが常任理事国である国連も動けない。どうしようもないのか、と思う。
- この戦争によって、この世界の世界に対する認識は変わった。どういう結果になるかわからないが、終戦しても世界は世界に対する認識が変わることだろう。「日本は他人事ではないぞ」という物言いは、決してタカ派の言うこととも思えない。
- 世界に紛争はつきない。内乱もつきない。とはいえ、国家間戦争というものが引き起こしたものの影響は、大きい。
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