ピクルスのリレー

竜王戦挑戦者決定戦第一戦、山崎隆之八段の、あえて拠点の歩に向かって玉を進める一手にはしびれたけど、最後は押され気味になって、それでも広瀬章人八段の大ポカがあって大逆転かと思ったら、さらに緩い手を指してしまって再逆転、いやあ、面白かったなあ。

……とか思いつつ、テレビをAbemaから普通の地上波にしたら、マクドナルドのCMが流れてきた。今日から流れているCMだった。

ニュースリリース | マクドナルド公式

 50年の歴史の中で、マクドナルドは多くのお客様に“家族が笑顔で過ごせる時間”を提供してきました。その時間の中には親が子供を想う気持ちから誕生した、たくさんの愛の物語が存在しています。CM内で表現された「マクドナルドでは、親から子、そして孫へ“愛のリレー”が行われている」というストーリーも「子供の頃、ハンバーガーのピクルスは親が食べてくれていた」というお客様の実際のエピソードから着想しました。日本の食卓に出てくることの少ないピクルスは、子供にとって馴染みのない味。このエピソードはそんなピクルスを子供の代わりに食べる、温かい親心から生まれています。本CMは美味しい食事だけでなく、食事の中で生まれる家族のコミュニケーション機会も提供し続けてきたマクドナルドだからこそ描ける、親・子・孫の3世代に渡る愛の物語です。

マクドナルドのピクルス。

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そもそも最初に日本進出を果たしたときも、経営側の日本人はハンバーガーからピクルスを外すことを最後の最後まで主張したけど米国本部側は頑なにこれを拒否したというエピソードがあるそうです。

なるほど、言われてみればピクルスな。子供のころは苦手だった。マクドナルドくらい普及したチェーンで、子供の嫌いそうなものが普通に入っているあたり、なかなかに頑固だ。

これを書いたばかりだった。そうよ、ピクルスよ、ピクルスはあんまり子供受けしないのよ。それを逆手に取って宣伝に使ってくるあたり、マクドナルドよな。

 マクドナルドは、変化する社会やお客様のニーズに柔軟に対応し、進化を続けます。

柔軟に対応し、進化するというわりには、ピクルスは抜かない。そこんところ、やっぱり頑固者だ、マクドナルド。そんなふうに思った。いやはや。

しかしなんだ、マクドナルドをもう二年くらい食べていないんじゃないのか、おれ。たまには食べるか。わからんな。気が向いたらな。

いや、それにしても、暑いな。夏痩せだよ、といいたいところだが、体重は減らない。あまりの暑さに、外に出ないからだ。コロナもある。そのうえ、「夏バテ対策には、しっかり食べなきゃな」とか思ってる。よくない。おれも中年だし、普通に生きていては体重は増える一方のはず。それは美学に反する。決して譲らないぜこの美学。というわけで、美学美術史学中退のおれは……痩せたい。まあ、どうにかするさ。マアア。

 

 

……ピクルスは食べられるようになりました。というか、酒のつまみに買いますよね。