眠ってないのに眠くならないぜ

年度末はいつもそうだが、忙しくてなにもできん。正確には仕事以外になにもできん。とかいってたら、抑うつでふせってしまって半日仕事もできん、になってしまったりもしている。

 

一方で、このところよく眠れない。入眠もできないし、眠ってもものすごく浅い眠りで単調な夢を繰り返して半ば起きている。早朝覚醒もある。そこから眠れないこともある。

 

眠れないままに朝を迎えたりする。朝、出社するとき、そんなとき、おれは起きている。眠れなかったのでつらさはあるが、起きて、身体が動くので、シャワーを浴びて会社へ行く。仕事をする。

 

仕事中眠いのか? これが、まったく、眠くならない。まったく、だ。これはなんだ? そりゃ双極性障害(躁鬱病)の躁状態のよくある話だ。もちろん、頭も冴えているぜ。すこしイライラはあるけど、バリバリ働けるぜ。……おれは躁状態なのか。

 

正直、おれはもう自分の双極がわからなくなっている。躁と鬱の入れ替わりが激しい人をラピッドサイクラーというが、その定義どころでなく頻繁に入れ替わる。もちろん、「年4回」くらいの大きな波はあるが、その中で小さな波が頻繁に寄せては返す。

 

躁と鬱の症状が入り混じった混合状態という言葉もあるが、なんかおれはずっと混合状態を維持しているような気がしなくもない。そんな症例があるのかどうか知らない。

 

ひょっとしたら、おれは双極性障害ではないのではないか、べつの診断名がつくのではないか、と思うこともある。しかし、そんなことを考えている暇もない。なにより面倒くさい。

 

とりあえずはこの年度末をどうにか乗り越える。ぜんぜん眠れていないのに、昼間は眠くならない。作業に没頭できる。身体は疲れる。動けなくなることになるかもしれない。ただ、それでも朝、身体が動くなら働きにいかねばならない。働いたところで未来はない。なのに目の前の労働を放棄してなにかべつのことをするのも面倒くさい。生きるのは面倒くさい。ぜんぶ面倒くさくて、面倒のなかに沈んでいく。