Jリーグを一試合も見たことがない素人だって感想くらい書くさ

 「ランキング見ても国際経験から言っても格下」と言われながらも「侮れない謎の軍人サッカー集団」と煽られ「それはマスコミが煽ってるだけで大したことがない」と考えられていた北朝鮮、普通に強いじゃないですか。昨日は「互いの健闘をたたえ合うような好試合に〜」みたいなこと書いたけど、そういうのは余裕があって言えること。「うわ、危ねぇ、ちくしょー、悔しいだろ、ザマーミロ」って感じです。
 敵キーパーはパンチングばかりの慎重派(逆に冒険主義者か?)だったけれど、カウンターの速攻やミドルシュートは迫力十分に見えました。しかし、ああいうミドルをガンガン狙うってのは見ていてうらやましい。いや、日本も小笠原や三都手が狙ってましたけど。それにしてもほんと、最後の方は正座して見ていました。僕がテレビの前で正座するのはダービーと有馬記念の時だけです。
 で、昨日の試合を決めてくれたのはオグリこと大黒将志Jリーグ知らない私でも、実は代表招集前から名前と顔と愛称は知っていました。いつだったか夜のサッカー番組で、この日もスタメンだったチームメイトの遠藤保仁と一緒に出ているのを見たものです。それは彼らが選ぶJリーグの名ゴールシーンみたいな企画だったのですが、彼ら自薦したシーンと共に、二人して若手お笑い芸人みたいな雰囲気を持っているのを、ちょっと好もしく思ったりしたものです。それがいつの間にやら日本代表になっているのですから、ちょっと驚きでした。
 しかし、今朝のワイドショーなどを見ても「大黒は今までの日本代表に欠けていた決定力を持っている」などと言われていたのですが、それって今まで新しいフォワードが出てくるたびに言われていたことではないでしょうか。本当に大黒は今までとは違った特質の持ち主なのか、今後も注目していきたいと思います。
 いや、しかし競馬ファン、野球ファンである僕ですらここまで熱中してしまうワールドカップというのは、実にすごいものですね。見ていて何より緊張感があった。四十五分ハーフなんて、あっと言う間に終わってしまう。僕は特にミーハーな人間ですから、これからも欠かさず見ていこうと思う次第です。