あれから何年経ったんだい?

http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20060915029.html

 地下鉄サリンなど13事件で殺人、同未遂など6つの罪に問われ、一審で死刑を言い渡されたオウム真理教松本智津夫被告(51)=教祖名麻原彰晃=について、最高裁第三小法廷(堀籠幸男裁判長)は15日、裁判を打ち切った東京高裁の決定を支持、弁護側の特別抗告を棄却する決定をした。死刑が確定した。

 ラジオで臨時に近いニュースが入った。今度は誰が何を、と思ったが、麻原だった。オウムについては、打ち切り決定時(id:goldhead:20060328#p1)に思い返した通りだ。この決定も妥当なものだろう。
 あくまで想像と推測でしかないが、俺は、麻原が「被告には訴訟能力がなく、意思疎通もできない」状態にあるのは本当だろうと思う。百パーセントそうでなくとも、かなりの部分、もう向こう側に行ってしまっていると思う。演技(教祖としてのそれと、死刑逃れのためのそれ)と本気の境目が溶けてしまっているんじゃないかと思う。
 だが、死刑が確定するのは妥当だ。「頼朝のしゃれこうべ」じゃないが、6つの大罪を犯した麻原がどこか別にいて、今拘置されているのは別人というわけじゃあない。今おかしいから、かつての罪が許されるというのは解せない。法における罰の意義から、真っ白の白痴に対して行っても無意味というわけじゃないだろう。おかしくなろうと、壊れようと、頼朝は頼朝、麻原は麻原、俺は俺。自分でやったことのケツは、自分で持たなきゃいけない。まあ、それでもなお、「罪と決めつけるが、それを決める裁判が成り立っていない」と反論されてしまうのかもしれないが。
 ところで、アーレフとやらには、まだなにか余力があるんだろうか。ポア、とか言葉あったな。シャクティパットは誰だっけ。なんかまとまらんけど、そんなんで。