学校の児童および生徒のいじめ問題がその両親並びに学校にとっての重荷となることを防止する方法についての控えめな提案

 飲酒運転が流行したかと思えばいじめ自殺大流行の昨今。「いじめはどうやったら無くなるか」というのは、答えがない。せいぜい、「いじめによる自殺をなくそう」くらいでいい。人は人をいじめるものだ。それなのに、「いじめが発生したことが露見したら、担任や校長や教育委員会の評価が下がる」というのはおかしい。だいたい、児童・生徒が風邪をひいたといって、担任教師の管理不足が責められるだろうか? 風邪をひくのは仕方ない。しかし、ケアが大切だ。風邪を診るのは医者だ。もう、医者に任せてしまえばいいのだ。とはいえ、いじめに処方できる薬を持った医者などどこにいるだろうか。ここは、かつてのサナトリウムのように隔離・療養させればよろしい。フリースクールのような何かを用意して、いじめられっこやいじめられの疑いのある子をどんどん送り込めばいい。精密に検査するんじゃあない、ぼんぼん放り込むのだ。先生がちょっと変だと思ったら放り込め。全児童が卒業まで一回か二回くらい送られる頻度でいい。で、その中でもいじめが起きるだろう。そうしたら、さらに隔離すればいい。これを二段階くらい用意すれば、とりあえず学校でのいじめを苦にした自殺はなくなるのではないか。しかし、いじめられる側ばかりカバーすればいいのだろうか? 逆に、いじめっこの方もケア、ケアという言葉が気に入らなければ矯正していく必要がある。これまた教師が少しでもおかしいと思ったら、すぐにフリースクールのような何かに送り込めばいいのだ。で、その中でもいじめは起きるだろう。そうしたら、さらにいじめる側を隔離すればいい。そして、選ばれたいじめられっこに与えられる弁当は、総数の半分。百人に対して五十個の食料、これを殺し合って奪い合う。これを繰り返し、やがて最後の一人となった者に孤戮闘の烙印が……、これをいいたかっただけなのか、雷電