ディープインパクトに死角あり

goldhead2006-12-22

http://www.nikkansports.com/race/horseracing/deepimpact/p-rc-tp0-20061222-133494.html

 ディープインパクト(牡4、栗東池江泰郎)でド〜ンと300万円勝負や! WBA世界ライトフライ級王者亀田興毅(20=協栄)が初防衛戦勝利から一夜明けた21日、有馬記念(G1、芝2500メートル、24日=中山)でラストランを迎える日本最強馬の仰天応援プランを披露した。

 防衛戦に成功した世界王者が買うっていうのに、あやがついたように思うのは私だけかしら?
 ……というのはともかく、今朝の「とくダネ!」で気になる情報(朝のワイドショーが情報源の競馬ファンはいかがなものか)。西内荘装蹄師曰く「今回は保護蹄鉄でなく、勝負鉄を使う」とのこと。爪の状態は過去最高で、最後だし、最大限スピードを活かせるものにする、というのです。
 「なら一層スピードアップでディープ勝利さらに確定じゃん」と思えますか? 私にはそう思えない。保護蹄鉄でも、国内ではハーツクライ一頭にしか先着を許していない馬ですよ。あえてわざわざ最後の勝負に未知の賭けをする必要がどこにありますか。これは逆に、陣営が最後の有馬記念にいくらかの不安材料を抱いているということでしょう。武豊は「コースなどの些細な要素でどうこうという次元の馬ではない」と言いますが、そうならば今まで実績のある蹄鉄で十分。違いますでしょうか。これは勝負懸かりであると同時に、逆に危険信号とも受け取れませんか。
 まあ、だからといって切れるような馬ではない。これは当たり前です。ただし、自分の中で一着固定のような線はほとんど存在していない、それは再確認できたのでした。