なんで警務隊なんだ?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070508-00000135-jij-soci

航空自衛隊の警務隊は今年2月末、女性隊員の被害届を正式受理した。

 女性自衛官がセクハラを受けたと訴訟を起こしたという話。これだけの記事は事実関係なんかもまるでわからんが、別に自衛官だからといってエロやバカやその両方を兼ね備えた人間がいないわけでもなく、また、組織の保身と法や道徳との見きわめに失敗する人間がいないわけでもなく、事実なら事実でとくに気になるような話ではない。……とか言ったら「セクハラを気にしないとは何事だ!」と怒られそうだが、そういう意味ではなく、まあ、スタージョンの法則みたいなもんだと考えてください。
 で、なんでわざわざメモするかというと、上の一文。警察ではなく、警務隊が被害届を正式受理とある。正式受理というからには、一般企業で社内セクハラ相談室だとか、対策委員会だとかに申し出た、などとは違うようだ。そういや確かに、自衛隊ほどの大組織となれば、憲兵みたいな役目の人もいるだろうが、被害届を受理する立場にあるのか。となると、内輪の警備担当とかとは違うのか?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AD%A6%E5%8B%99%E5%AE%98
 刑事訴訟法で定められた司法警察員、だったのか。だったのか、って言っても、法律の勉強してきたわけじゃないからわからんけど、とにかく法律上のそういう身分なわけだったわけだ。なんかミステリの題材に面白そうだが、なんかそんなんないんだろうか。あと、鑑識、逮捕術、持続走の三種目で競われる警務隊戦技競技会も気になる。
 まあ、ともかく自衛隊の立場がどうこうという話はむずかしいのでわからんが、ミリタリーポリス的なものはやっぱり必要であって、一般警察とは分けられているということだ。憲兵のない軍隊はない、といったところだろうか。あと、もしもケンペーくんがこの事件を知ったら、ボイラー事務室(これはボイラー室なのか事務室なのか?)に男女二人でいたということ自体に激怒だと思った。