とりあえず自殺するなって言っておいた方がいいんじゃないのか

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070529-00000021-mai-soci

29日午前5時15分ごろ、農林水産省所管の独立行政法人緑資源機構の前身の森林開発公団理事だった山崎進一さん(76)が、横浜市青葉区青葉台1の自宅マンション駐車場でパジャマ姿で死亡しているのが見つかった。

 松岡利勝農水相の自殺に対する政治家のコメント、だいたいが「お悔やみ→政治家としての説明責任or故人の業績」というような流れ。俺の見た限りはそういったのばかりだったんだけれども、誰か一人くらい国民に向けて「自殺、ダメ、絶対」のアナウンスをするべきだったんじゃないかと思った。お悔やみの次くらいに、「松岡さんの事情に関係なく、ともかく自殺はいけません。これだけは言っておきます」みたいな。まさに政治家仲間が自殺という道を選んだそのときこそ、それを言っておくべきじゃあないかと。そうでなきゃ、青少年の自殺防止とかなんとか言っても、説得力ないんじゃないかなって。そこんとこではっきりとノーを言っておかにゃ、「死者に鞭打たず」や「死んでお詫び」のハラキリ文化っぽいところが変わらないと思う。
 が、「死人に口なし」だったら怖いなあ。とも、ふと思ってしまう。日本人が自殺しやすいのはある(とはいっても、他国文化を知ってるわけでも、統計に基づいてるわけでもないので、印象ね)かもしれないが、なんかこういう一連の自殺、自殺で片づけられるものが、本当に自殺なんだろかって。ライブドアのときも、姉歯のときも、なんか自殺あったけど、本当かよって。むろん、他殺陰謀論の根拠なんかはないわけで、それも曖昧というか、ぼんやりとした思いつきではあるのだけれど。あと、実行は自殺だとしても、自殺以外の道を取り除いて追い詰めることだって、人間社会、やり口ありそうだし……。
 というわけで、とりあえず首相は「自殺やめよう!」とメッセージを発してくれ。上っ面だけだと言われるかもしれんが、やっぱり筋は通しておけ。政治と金も重大事だが、そっちもだ。青少年だけじゃなく、おっさんの命も大切なんだ、と。