中国産中国製ガクブル

 千葉県市川市で二十二日、中国産の冷凍ギョーザを食べた一家五人が下痢や嘔吐おうとの食中毒症状を訴えて入院、うち一人が重体となっていたことが三十日、分かった。県警は殺人未遂事件として捜査を始めた。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200801300214.html

 この件に関するYahoo!のページで、関連項目に「殺人事件」とあったので、やけに攻撃的と思ったら、警察が殺人未遂で動いてるときたもんだ。微妙に基準値を超えた有害物質が溜まっていくというのも問題だが、たかが餃子食って重体ってのは論外だろう。論外。
 でも、一応は別の可能性、生産とは関係ない、いたずらによる可能性も考えるか。でも、「千葉と兵庫で発生」、「中国では農薬として使われているが、日本にはほとんどない薬物」という二点から、ほぼ製品の責任と断定してもいいだろうか。となると、まあ、自分の身について考えてみよう。

 ……というわけで、食品に関しては確かめうるところまでは中国産忌避(外食、弁当などは諦め)、口に入るものに関する限り器具などについても中国製忌避(洗濯ばさみとかハンガーは中国製でもよし)。この原則で生きているから、まあ、安心。
 ……と言い切れない、自分の信条を裏切ったものが一つあったのだった。食べ物ではない、台所用品。よりにもよって、まな板だ。ニトリで買った桐製のまな板だ。桐のまな板があると知って以来、ずっと欲しかったのだ。それを、たまたまニトリで見つけた。日本製まな板と中国製桐のまな板。安いのは中国。逆だったらどんなによかったろう。軽さや雰囲気も桐がいい。これは悩んだ。悩んで悩んで、最終的に中国を選んでしまったのだ。いやあ、失策だったなあ(成分的に漂白剤など染み込んでいるなどという証拠は何一つないが、気分的にという意味で)。
 まあそれはそうと、ともかくこれは殺人冷凍ギョーザの話だ。天下の大企業JT関連企業が輸入して、天下の大販売網を持つコープの流通だ。それが、基準値を上回る薬物どころじゃなく、子供一人重体にさせるものを売った(ややヒステリックな書き方かな?)。はっきりいって、これは怖い。どっかの誰も知らない企業が、激安目的に適当なものを仕入れたわけじゃないのだ。まあ、ともかく、どこにも中国産を選ぶ理由はない。生協も安心や安全を売り物にしているのだから(よそのお家でco-opの宅配カタログ見せてもらったことあったけど、中国でも安心って強調してたぜ)、もう一切取り扱わないくらいじゃないとアウトなんじゃねえのかな。ミートホープに続いてだし。
 そうだ、もちろん、国産絶対安心ではない。でも、前五走すべて二桁着順で2.0秒以上ちぎられてる馬と、前五走悪くて掲示板外したの一回という馬と、どっちが信用できますか。別に配当のリターンはないのだから、大人しく、できる範囲で、気分的にマシな方を選んでいこう。それしかないのだ。