自分が身体を動かすならわかるけど、他人がやってるの見て何が面白いのかわかんないね。応援するって言っても、別に顔見知りでもないし、普段から興味のないスポーツに一喜一憂する理由があるんだろうか？
……とか言った方がかっこよくてモテそうな雰囲気を醸し出せるのかもしらんが、俺はもうオリンピックに釘付け。見ず知らずの他人が飛んだり跳ねたりしてるの見るのが面白くてしょうがない。なぜ面白いのか考える気にもならない。舞台が、大きな問題を抱えた中国じゃなきゃさらにいい（政治的な問題もあるけど、なんか観客との一体感みたいな、そんなものが伝わってこない）んだが、もう始まってここまできたものに言ってもしょうがない。
陸上は20日、男子200メートル決勝でウサイン・ボルト（ジャマイカ）が19秒30の世界新記録を樹立して優勝し、4日前に同じく世界新（9秒69）で制した100メートルと合わせて2冠を達成した。
http://beijing.sportsnavi.yahoo.co.jp/news/detail/20080821-00000023-jij-spo
ボルトは陸上界ひさびさの世界的ヒーローだろうか。パフォーマンスやあのキャラもあるが、何より脚の速さ。その当たり前すぎること。世界中から足の速いやつを選りすぐって、その一握りの人間達が立てる舞台で、その他の人たちの足が遅く見えるという、なんとも言えない異常な光景。競馬でも一緒だが、短距離であれだけ差が付くのはすごい。まだまだ人類は早く100mを走りきれる、200mを走りきれる。
ところで俺は、三年前の六月にこんなことを書いている。
男子１００メートルで、アサファ・パウエル（２２＝ジャマイカ）が９秒７７の世界新記録を出した。０２年、ティム・モンゴメリ（米国）が出した９秒７８を０秒０１塗り替えた。
このニュースには驚いた。その扱いの小ささに。
http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20050615#p6
そうだ、なんとなくカール・ルイスやベン・ジョンソン時代に比べると、世間の（俺ももちろん陸上競技ファンではありません）100mへの熱狂度が下がっていたように感じた。そして、「もう、あまり世界新記録の話をしたくないんじゃないか」などと感じたのだが。だが、ボルトの圧倒は、そんな懸念を吹き飛ばすね。数字の価値も重要だけど、二重の意味でのパフォーマンス、これぞスポーツ。でも、 人類が８秒台で百メートルを走る日に人類はまだ人類のままか？ってのは避けられないなぁ。先の先の話。
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最大のライバルがいなくなった今、金メダルをはっきり視野に入れている。男子１１０メートル障害準決勝は、１組で走ったロブレス（キューバ）が全体トップの１３秒１２をマーク。余裕たっぷりに決勝に進んだ。
http://number.goo.ne.jp/beijing/news/jiji-sp-080821F561.html
ダイロン・ロブレスはなかなか印象的な選手だった。その強さもさることながら、メガネっぷりが。陸上選手でイメージされる、スポーティなサングラスではなく、銀縁眼鏡に近いような、なんとも普通のメガネなのだ。……が、しかし、スタート前にアップになると、つるにゴールドのラインが入っていたりと、これがカッコイイ、カッコイイメガネだ。ロブレス眼鏡がどっかに売ってるなら、買ってみたいものだ。たぶん、高くて買えないだろうけど。
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しかしなんだ、この五輪を見ていて思うことの一つに、「タトゥーしてる奴多いなぁ」ということ。各競技、まんべんなく多いように見える。ブームだろうか。それとも、アメリカ女子サッカーのカイ選手のように、刺青文化を持つ選手が増えたのだろうか？ ようわからん。あと、「フライングが少ない」という感想も抱いたが、そっちもわからん。
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エース上野が２１回の力投で夢つなぐ＝ソフトボール
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/special/beijing/softball/text/200808210004-spnavi.html
女子ソフトボール。ダブルヘッダーの過酷な試合を、よくもまあ勝ちきった。拍手。考えてみれば、ソフトボールも今回が最後。どのチームもそうだろうが、日本女子も負けられないところ。ページシステムで、再びアメリカに挑む。ここまで来たからには、勝頂点まで走りきってほしい。しかし、日本が勝ち残ったから言う訳じゃないが、上位四チーム進出後のこのシステム、一位と二位のメリットがはっきりしていて、試合は増えるが悪くないようにも思えてくる。
たとえば、日本プロ野球のプレーオフで。両リーグ一位同士で三勝先取で勝ち抜きシリーズ。これで勝てば日本一決定シリーズ進出。一方で両リーグ二位同士も同じ事をやって、勝った方が先のシリーズ敗者と対戦、ここを勝った方が日本一決定シリーズ進出。……うーん、どうかね。最初に一位同士がやってしまうあたりで、「それで日本シリーズじゃん」みたいに思えるか。しかも、今は上位三チーム進出だもんなっと。
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五輪＝星野ジャパンは米国に敗戦、タイブレークの怖さまざまざ
http://beijing.sportsnavi.yahoo.co.jp/news/detail/20080821-00000656-reu-spo?tp=news
期せずしてタイブレーク方式の実験場となった日米戦。なるほど、タイブレークは単に「得点（失点）しやすい」のではなく、その頭に「大量」がついたりする……とは限らないかもしれないが、まあそういう可能性があるのだな。となると、一、二番を塁上で、三番からというより、一番から打順が始まったりした方がいいのかもしらん。いずれにせよ、条件は一緒。でも、正直言って、一回は観たかったけど、今後観たいとは思えない。
で、この結果で次の相手は韓国。無論強敵だけど、キューバよりは……という気もする。意地を見せてほしい、とくに打撃陣。
