事故米自体がなぜ問題にされないのかよくわからない

先日来「非食用事故米の不正流通」に関する報道の「三笠フーズ」とは、弊社 薩摩酒造株式会社では、過去現在、直接、間接ともに一切の取引はございません。ご安心下さいますようお知らせ申し上げます。

http://www.satsuma.co.jp/news/news_080908.html

 事故米問題がいきなり他人事でないと気づいたのは、三笠フーズの取引先酒造業者の名前が出てきたときで、ついこないだ焼酎をえらぶのに見ていた棚で見ていた名前がならんでいたからだった。じゃあ自分が買ったのはどうなのだと、あわててサイトを見てみれば「ご安心下さい」がセンター配置でばっちり伝わってきた。……というか、僕は焼酎を買うとき、麦焼酎しか買わないのだった。「米だったら日本酒でいいじゃない」という妙な感覚があるのだ。だから、事故麦という話でないかぎり安心なのであった。
 しかしなんだろう、僕はもうずっと焼酎なんて飲んでいなかった。先月の終わりごろ、急に秋の気配を感じて、なぜか久しぶりに焼酎でも飲むかという気になって、そしてなんとなく薩摩酒造の「琥珀の夢」を買って、それでついで同じく「神の河」を買ったのだった。見た目にひかれたわけであって、なんとなく日本酒よりも焼酎メーカーの方がパッケージやCMがかっこいいように思うが、何か理由あってのことだろうか。

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 しかし、この三笠フーズ以降の流れではなく、事故米という存在そのものについての疑問はいっこうに解消されない(血眼になって情報を漁っているわけではないけれど)。なぜ残留農薬が出た(=向こうの責任)のものを引き受けたのか。検査を通ったというのなら、水際検査に問題はないのか。もちろん、どんな商品に流れていったかというのは重大な関心事だけれども、そっちも問題にしてほしいと思う。
 ちなみに、今日付の日本農業新聞の論説にも、こんな一文があった。やっぱり疑問だよな。MA米だから、手抜き検査していたの?

 第一に疑問なのは、MA米として輸入したこれらの米をなぜ水際で阻止できなかったのか。残留基準を超す農薬が見つかれば、廃棄するべきだ。

http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/news1/article.php?storyid=664