躍動する窪塚君をもっと見たい〜『凶気の桜』〜

凶気の桜 [DVD] キングギドラの『最終兵器』とか聴いてて、「そういや、『凶気の桜』観てなかったな」とか思ったので借りた。『池袋ウエストゲートパーク』と見沢知廉が好きなら、よくチェックしとくべき、だろみたいな。
 で、これが案外といったらなんだけれども、王道のハードボイルドというか、不良物というか、ヤクザ一歩手前の不良の成長と挫折ものというか、青春物というか、バイオレンス・アクションというか、そこまで「イデオロギーっす」みてえな感じじゃなかった。そして、面白かった。
 やっぱり、窪塚洋介はいい。走り回ったり、ちょっと妙な立ち回りで喧嘩したり、絵になる。あと、ラストでフッとやられてしばらくの、あの虚脱感というかなんというか、あの顔がいい。子供というか赤ん坊というか、なんというか。なんというか、危ういし、まあ、危ういのだけれども。

 そしてまあ、なんというか偶然なのだけれども、訃報に接したばかりの原田芳雄が重要な役どころで出ていて、右翼団体の老いた長なのだけれども、その存在感な。窪塚君も葬儀に来ていたのをニュースで観たが、妙な気持ちになったよ。
 ‘ネオ・トージョー’の残り二人RIKIYA須藤元気、これもいい。いいといっても、須藤元気の台詞や演技が上手いかというとそうじゃないけど、ただ、リングの上でやってたみたいなローリングソバットやったり、ストリートで跳び付き腕十字やったりとか、それがいいな。ようわからんが、映画にフィットしている。
 あと、風景な。10年くらい前の渋谷。とかいっても、俺はぜんぜん知らんが、なんというのか、ライコスの看板があったり、ABCマートのロゴが微妙に違ったり、なんかその微妙に違う感じが。これがあと5年、10年経って見たら、けっこういろいろ映ってるんじゃねえかとか思う。
 あとはそうだな、会長の屋敷の中庭に玉砂利しきつめてあって、それの手入れで、玉砂利を洗う機械を使ってて、「玉砂利洗う機械あんのか!」とか思った。おしまい。

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白玉石 30mm 20kg(11.1L)

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ライト・イズ・ライト―Dreaming 80’s

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天皇ごっこ (新潮文庫)

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