宅配寿司のチラシで「マグロづくし」とか「サーモンづくし」とかのメニューを見ることがあるが、『
アリラン』はそういう意味で
キム・ギドクづくしの一作であって、
キム・ギドクなんて知らないよという人が見たら、一人カメラの前で恨み言を述べたり歌い出したり泣き出したりするオッサンがさらにその映像の前で自分にツッコミを入れていたりするなにがなんだかわからない映画といえるものの、考えてみたら長い自己紹介のようなもので
キム・ギドクの経歴から獲得タイトル、撮影時の状況までわかってしまえるので、
キム・ギドク初見ですという人が見てもいいのかもしれない、などとはとてもじゃないが言えないわけで、
キム・ギドク映画はわりと好きですというおれも眠くなるシロモノだったが、自作コーヒーメ
イカーと自作
リボルバーが渋い、という点で2点は入るが何点満点かは知らない。
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