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ゴーン・ガール 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2015/04/03
- メディア: Blu-ray
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……というようなことは言い尽くされているのだろうで、気になった些事いくつか。
血液型
失踪を届けた直後の、夫に対する警察の取り調べ。そこで妻についていくつか質問するが、最後にカマをかけるように「血液型は?」と。答えは「知らない」。これである。血液型を気にする(自分の血液型をよく知ってるのは?)日本だけ、みたいことを血液型占い(血液型人格判断)批判の文脈で見かけるが、「ああ、この文脈で出てくるくらいには」という。知っていて当然、という質問じゃないという感じなのだけれど、だからといって、HLAの型を聞くほど無茶な質問でもない、という。まあ、そんだけ。SNS
『バードマン』なんかでも思ったんだけど、SNSが当たり前のものとして組み込まれてる。失踪後に、夫がうっかり笑顔で知らない女にツーショット自撮りされて、それがネットに広まり、ワイドショーに取り上げられてバッシング、なんて流れがある。で、昭和脳のおれがそこに抱く違和感。ワイドショーと世論、みたいなのはなにか普遍的な感じがするが、SNSはどうなんだろう。具体的にFacebookがどうのTwitterがどうのと出てくるわけじゃないが(『バードマン』はもっと出てた。最初もSkypeの呼び出し音だし)、こういうのってどこまで続くのだろうか。一過性じゃないだろうか。そんなふうに不安になってしまう。これは変な話であって、現代を舞台にしていりゃ現代の車に乗り、現代の電話を使い、現代のネットを使う。昭和の映画を見れば、昭和の車が走っていて当然だ。でも、なにかSNSについては盛衰も早く、ひょっとしたらすごいスピードで陳腐化したりするんじゃねえのと。だからこの映画の凄みになんの影響があるのかというと、べつにそうたいしてないのかもしれないが、まあ、勝手に心配してしまうところがある。勝手に。その日のあの男のアリバイ
これはストーリーの核心のひとつに近いところの話なんだけれど、あの女はあの男があの日のアリバイについて調べた上でああいうことにしたのだろうか、と。もちろん、あの女は非常に頭がキレキレなので、描かれていない部分で確認済みという可能性が高いし、想像もできるが、そこでアリバイがあったらあのストーリーは成り立たないよなーとおもった。以上。

- 作者: ギリアンフリン,Gillian Flynn,中谷友紀子
- 出版社/メーカー: 小学館
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