インドかここは。いや、築地本願寺だ。ちょっと前に自転車でどっか行こうかなと目的地を考えているときに候補にあがった。あがったが、自転車止める場所あんのかどうかとかわからんで見送った。この日はチャリではなく京急で来た。
一重のクチナシの香りもすばらしく。
建物は異彩を放ち。
hideは世界中から弔われ。
同行していた女が自分のiPhoneを水没させた。完全水没ではないが、濡らしてしまったとのこと。
すぐに電源を切るべき、というのはどこかにあったけど、すぐに電源を切ることができるくらい動いていたので、「大丈夫じゃね?」ということで、再度電源を入れて、おれのiPhoneとメールや通話を試していたら……ブツンと電源が落ちた。調べてみると、電源即切りから徹底乾燥に持っていくのが鉄則らしい。さらに、水を出すためにブンブン振っていたが、これもアウトらしく、中で水が拡散してしまうらしい。ともかく、女のiPhoneは電源が落ちてしまった。
ふらふらと築地場外へ。この現代において携帯端末を壊してしまった人間とはこういうものか、というくらいテンションだだ下がりである。掛ける言葉も見つからないという感じであって、場外市場で適当な海鮮丼を食べたりするも、おれまで味がわからなくなる。
場内の方も行ってはみた。事前に見た名店とされる店に大行列ができていることなど確認する。
場内の店は移転するけど、場外は残るのだっけ?
まあ、あんまり食に興味はないからどうでもいいけど。
ただ、市場の中の見学というのはなかなかおもしろかったけど。
なんか古いチャリとか。
この移動するやつな。
でも、テンションは低いので。
吉野家など撮って。
なんかちっちゃな神社とか寄って神頼み?
お歯黒の獅子に神頼み?
いや、神頼みじゃあしょうがない。本当はこのあと江戸東京博物館でも行こうかということになっていたけど、やめることにする。そしてどこへ行くのか。iPhone修理屋である。おれは用心深いので関内に2、3店舗あるのを知っている。お世話になったことはない。まあともかく横浜に帰ろうということになった。行きは京急、帰りは東急。しかしまあ、みんなスマートフォンを使っている。そこまでみんな使っていたっけ? というくらい目に入る。修理にいくらかかるのか? 自分のものではないが気にかかる。それより、直るの?
そして関内。というかその前に、横浜駅でおれのiPhone SEを使ってひとつの店に電話。先に話を通しておいた方が早いとサイトにあった。予約のような形になり、ギリギリたどり着く。おれもいろいろ責任を持てないので店名などは書かないが、イセザキモールのカトレヤプラザの近くの店だ。店では先客が一人支払いを済ませたところでこちらの番。事情説明。ちょっと失礼しますといって、仕切られた作業場の方にiPhoneを持っていく。若いあんちゃん一人で全部やっているのであろうか。戻ってくると、パカっと開いたiPhone 6。なかに水滴が見られるが、濡れると赤くなる水没確認パーツ部が白いままだという。あと、ショート(?)したら黒くなる部分がきれいなままだから、復旧は可能かもしれないという。そこで電卓を取り出して、水没対応基本料金に、もしも駄目だったときのケースとしてバッテリーがいくら、液晶がいくらと足し算して三万近く。マックスでこのくらい、とのこと。もし電源が入らなかったらお代は頂戴しないとのこと。時間はニ、三時間。誓約書のようなものに名前や住所、連絡先(おれのケータイ番号)など書いて引き渡し。
そのあとはイセザキモールうろうろ。女が修理費マックスの金をATMからおろしたり(あとで気づいたがカードも使えた)、ブックオフをうろついたり。そんで、喫茶店で甘くて冷たいものを飲んでお喋りしていたら電話が鳴った。直接女に渡した。「はい、はい、そうですか。ありがとうございます、すぐに行きます」。どうだったのか尋ねると、「水没基本料金だけで直ったみたい」とのこと。それなら一万円札を出しても二枚くらい千円札が返ってくる。すぐに行きますもなにも、隣みたいな場所、すぐに行く。
行ったら、すぐにiPhoneが出てくる。電源が入っていて、女の待ち受け画面が見える。動作を確認して下さいというので指紋認証で画面を出す。メールやLINEを見る。問題なさそうだ。話によると、すぐに持ってきたのがよかったかもしれない、とのことだ。時間が経てば経つほどよくないらしい(当たり前だが)。あと塩水も厳しいらしい(そりゃそうだろう)。それで支払い終了。三万払おうというところが一万円以下で済んだので、なにかおれまで得した気分になる。実際には余計な出費が発生しているのに、まあ人間心理というのはそういうものだろう(なんとか効果とか、名前があるかもしれない)。まあともかく、おれもiPhoneになにかあったらこの店を頼ろうと思った。ただ、まあ、非正規修理店を使うかどうかとかは自己責任で。
で、店を出てハッと気づく。通話のテストをしていない。ちょっと離れて電話する。声が聴こえる、こっちの声も届く。おれは目の前にあるケータイショップの看板を読み上げる。「iPhone SE在庫あります」。え、おれずいぶん待ったのに、もう出回ってんの。
女によると、通話の声まではっきり聴こえるようなったとか言う。これもなんとか効果だろうか、自転車を点検に出したらついでにいろいろ整備してくれて前よりよくなった現象だろうか、わからない。まあいい、なんとかなった。
なんとかなったのでドン・キホーテに行って買い物などした。女は財布の中が増えていたこともあって、いろいろ日常生活品を買った。これもなんとか効果だろうか。まあいい。
そのあと関内で別れて帰宅。空が妙にきれいだった。
おしまい。
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しかし、日常で防水ケース使うわけにもいかんよな。いつになったら水の恐怖から開放されるのか。