心の病とは言うけれど……

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心の病とは言うけれど……、身体にくるのが精神疾患じゃないのか。医師に言わせたらそうじゃないというかもしれないけれど、この頃おれの思うこと。

決して、仕事に行くのが嫌だな、という気持ちでベッドに転がってるわけじゃないんだ。脳とその指令が身体に到達しないから、のたうちまわってんだ。そのところが、どうも健常者には理解されていないようなので、遺言のつもりで書く。身体が、動かないんだ。

切断だ、切断。おれは動こうとする。でも、身体が動かない。そういう状況が精神疾患の有り様だ。いや、そこに限定してしまうのは語弊というものかもしれない。けれど、双極性障害と診断されたおれ個人にしてみれば、そこなんだ。抑うつ状態がひどくなると、身体が脳から切断されたみたいになって、動かないんだ。これを心の病というには、どうも違和感がある。身体の病だ。おれはそう言いたい。そして、健常者にはそこのところをわかってもらいたい。

もうすぐ死を選ぶであろうおれから言いたいことはそれだけだ。身体が、言うことを聞かないのだ。感情とか、心情とか、そういう次元じゃない、身体が、動かないのだ。まるで壊れた玩具のように。鉛様麻痺とはよくいったもの、ともかく、もう動かないんのだ。そこのところを、健常者にはわかってもらいたい。けど、わかってもらえないだろう。だから自分から死ぬしかないのだ。この世間にとって役立たずで害悪でしかない存在。あ、だったら、べつに「わかってもらいたい」とか言う必要ないじゃん。死のう。われわれ精神疾患者は黙って死のう。それしかないのだ。そういうことだったのだ。