270km/h出るバイクが市販されて公道走れるのっていいのかね?

「便意を催したから」バイク2台が時速270kmと230kmで走り事故か 書類送検 | MBS 関西のニュース

危険運転傷害の疑いで書類送検されたのは、東大阪市の会社員の男性(22)と配管工の男性(21)です。捜査関係者によりますと、会社員の男性は去年5月、大阪市住之江区の「咲洲トンネル」を大型バイクで制限速度の時速50kmを大幅に上回る時速約270kmで走行、配管工の男性も時速約230kmで走っていたところ、2台が接触して転倒してお互いに重傷を負わせた疑いがもたれています。

 

便意を催したから」という供述に注目が集まる記事だが、おれはそれよりも「時速約270km」にびっくりしてしまった。それってなんだ、F1のスピードじゃないのか、と。でかいバイクってそんなにスピード出るのか、と。

と、バイクファンには「門外漢が余計な口を出すな」と言われてしまうかもしれんけど、それっていいの? と。ブックマークコメントには「必要だろか」と書いたが、必要、不要というよりも、「そんなもん売られてていいの?」というほうが実感に近い。だって、270km/hだぜ。これが170km/hだったら「まあそんなもんか」(もちろんスピード違反だろうが)なんだが、270km/hはちょっと、その、なんか次元が違いすぎない?

そんで市販のバイクってどのくらいスピード出るのか、いくらくらいか調べてみて、またちょっと驚いた。

ヤングマシン歴代実測最高速ベストテン【21年間破られぬハヤブサの金字塔】 | WEBヤングマシン|最新バイク情報

第1位[311.5km/h]スズキ GSX1300Rハヤブサ(’99):衝撃の猛禽が公道市販車初の快挙

サーキットでの走行だけれど311.5km/h! しつこいけどそれってF1のスピードじゃん(バイクレースでももちろんこくらいのスピード域なんだろうが門外漢なので知らん)。

で、この GSX1300Rハヤブサがいくら位で買えるのか調べてみたら、中古で150万円もあれば買えるみたいだ(それがまともな代物かしらんけど)。その他諸経費(免許代とか?)含めても200万あれば、270km/hの快感の世界にようこそだ。うーむすげえな。

 すげえけど、やっぱり、ちょっとやりすぎなんじゃねえかという思いはあるな。「平地で270km/h出せるくらいのパワーがないと、坂道で法定速度で走れないんですよ」という反論もあるかもしれないが、たぶんそんな坂は公道にないだろう。

というわけで、270km/h出るバイクはやりすぎだし、あまり世の中規制ばかりではつまらんけど、やっぱりさすがにちょっとリミッターでも……というのが素人の意見。

ただ、言い訳じゃないけれど、なんというか、おれはべつにバイクが嫌いじゃない。むしろ憧れがあったくらいだ。

ゴーイング二輪 - 関内関外日記

自動二輪、バイクってもうちょっと見直されていいんじゃねえかと思う。俺は原付を足とした時代もあったし、かなり本気で二輪の免許が欲しかった。弟のバイクの後ろに乗って、その加速感にしびれた。それで、まあそれはともかく、原付に乗っていて思ったのは、いかにも自動車というやつ、そりゃあ四人、五人きっちり乗ってりゃ別だけれども、一人でうろつくには、お前、なんかいろいろ無駄じゃねえのって。タイヤ二つで十分じゃねえのって。まあ、たとえば、次のジャスコまで5,000kmとかいう田舎なら、その距離二輪ってのは無理だろうけど、そこいら、この、なんというか、そこいらの軽い移動なら、原付でいいんじゃねえの。少なくとも、自転車乗れるんなら、こんくらい乗れるだろ。いや、無理かな。ちょっと怖い。でも、慣れたら大丈夫だからね、気持ちよくなるからね。おっちゃんにまかせといたらね。

なんかよくわからないことも言ってるが、そういうことだ。人一人移動するのに原付きなんてのはなんか「このくらいがいいんだよ」という感じする。乗ったことはないけれど、125ccもあればちょっと遠くに行けるかもしれないし、弟の乗っていた250ccなんかあれば、それなりに長く乗っててもいいんじゃないかという気がする。バイクはよい乗り物だ。

けど、それ以上のでかいバイク。でかすぎるバイク。それを見ると逆に人一人移動するのにちょっと過剰では? という思いがもたげてくる。むっちゃかっこいいんだけど、人一人、まあ二人乗りすれば二人の人間が移動するのにちょっとやりすぎ感があるような、と。「でかいミニバンに一人か二人乗ってるほうが過剰」、という見方もあるだろうが。でも、なんか荷物とか載せられるし。

しかしまあ、おれももう十年若い頃には、バイク(400ccでいいです)に憧れていたな、というのを思い出した。でも、今なんかバイク停める場所が無いっていうし、ガソリンスタンドでバイクに給油拒否なんて話もあったし、そもそもおれに金が無いのは変わらないし、まあ夢は夢としてどっか箱に入れてしまっておこう。

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アニメで始まった『スーパーカブ』、いいですね。自分が原付きに乗り始めたころを思い出した。