大谷翔平に関する記事で一番好きなやつを紹介したい

メジャーリーグのオールスターでホームランダービーに出た。本番では先発投手であり、一番打者だった。大谷翔平はとどまることをしらない。

そんな大谷翔平についていろいろな記事が書かれている。プレーの内容や打ち立てた記録のほかは、もっぱら「アメリカの反応」的な記事が多く、大谷翔平のプライベートに関する記事などはあまり見ない。本当に野球に専念していて書くことがないのか、マスコミもこの稀代のヒーローについて余計なことを書きたくないのかわからないが。

でも、たまにちょっと毛色の違う記事も出る。おれが好きなのはこの記事だ。消えてしまうともったいないので、一部引用して、残しておきたい。

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ときは2016年、大谷渡米前の話である。記者は偶然、飛行機で大谷翔平の隣の席になる。機体が動き始めると、大谷はすぐ眠りについた。そして、飛行機が目的地の羽田空港に近づくと……。

 そして約1時間半後、まもなく羽田空港というときに、大谷のすごさを目撃したのだ。「当機はあと5分ほどで着陸体勢に入ります」のアナウンスで目覚めた怪物は、おもむろに搭乗前に購入していた弁当をテーブルに置き、開封した。

「今から⁈ もうすぐテーブルもしまわないといけないのに…」

 私の心配をよそに大谷は弁当(「丼もの」だったと記憶)を数口で完食。時間にして2分程度か。驚いたのはそのスピードだけではなく、少なくとも私なら、大谷と同じタイミングで目覚めていたら、そこから弁当を食べようと思わない。寝ちゃってタイミングを逸したので、飛行機を降りてから食べるだろう。大谷の慌てない、動じない姿に大物感を見た気がしたのだ。

すごいじゃないか。「当機はあと5分ほどで着陸体勢に入ります」のアナウンスで目覚めた怪物は、おもむろに搭乗前に購入していた弁当をテーブルに置き、開封したのだ。

「え、たかがそれだけ?」と思う人もいるかもしれないが、おれはこのエピソード好きだな。大谷翔平の泰然自若とした感じというか、底しれぬ大物感があるじゃないか。「メジャーリーグで二刀流やります」って人間が、たかだが飛行機のアナウンスに動じるわけないのは当たり前だが、その当たり前がすごいのだ。そして、それを偶然見ていた人間がいるというのがいい。スポーツ新聞にはたまにこういう拾い物みたいなエピソードがある。

で、大谷だ。今後、どこまで行くのだろうか。正直、想像がつかない。想像をする気もない。それでもなんとなく予想するに、いつになるかはわからないが、いずれは打者一本で行くのではないかな、と思う。

思うが、今はもちろん二刀流支持、大絶賛だ。なぜなら、すさまじい体力を必要とするであろう二刀流をするためには若い身体が必要だ。そして、今日の大谷翔平が、すべての大谷翔平のなかで一番若いのだ。やらない理由はない。

そして、おれの想像なんかを軽々と超えて怪我なく元気にプレーしてほしい。大谷は、たとえばイチローのそれとはまた違う、特別な魅力がある。とにかく無事に。今日の大谷が一番若い。……とか言ってたら、40歳になってもまだ二刀流で大活躍してるかもしれないけれど。

 

 

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