藤原組長は何をばらしちゃうのか?

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 鋸(のこぎり)で切った後、形成層をカッターナイフで内側に削ぎ、底に軽石赤玉土を敷いた。切り口に水苔をうすく当て、上に赤玉土をのせる。アルミ線で土鉢にしっかり固定、水をたっぷりかけアクリルの衣装ケースに入れた後、室内の日の当たる場所に置いた。

 藤原組長こと藤原喜明といえば、こわもてで知られるプロレスラー。その人が内外タイムスの格闘技コーナーに連載を持っている。しかし、その内容が、見かけからするとらしくない。今回は、近所の畑のサルスベリのこぶに惚れ込んで、それを挿し木にしようという話。どこが内外タイムスで、どこが格闘技で、何をばらしちゃうのかわからないが、これはけだし名文。盆栽愛、植物愛が伝わってくる。調べてみれば、盆栽の他、陶芸や絵画もたしなむという。いろいろの道に通じることが、人間を理解し、その関節を極めることに通じる道なのであろうか。