ノリは今、どこでぼろぼろで進んでいるのか

 中村紀洋の話題です。私は数日前こう書きました。
http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20070113#p1

ここでどこかの球団が指し値で「二千万!」と声を上げたら、どうなるのだろう。下交渉なしで、いきなりマスコミ越しに「二千万!」と手を挙げる。

 しかし、現実は以下のようなものでした。
●ノリにロッテが“条件付き助け船”
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2007/01/18/01.html

「500万円ってことはない。それはノリに失礼やろ。お金じゃない、1000万円でもいいということなら考える」

 私が意地悪に予想したものより、さらに一千万も叩かれているじゃないですか。しかも、五百万までほのめかしているじゃないですか。いやはや、さすがにここまでノリが不人気とは少々意外でした。
 ファンが中村に愛想を尽かしていることは、(主にネット上ではありますが)重々承知しています。しかしながら、一応これだけの実績とネームヴァリュー。どこか獲りに行く球団があるのではないかと思っていたものです。往々にして、ファンがそうあって欲しいと願う価値と、現場の価値にはずれがあるからです。ところが、こと中村ノリについては悲しいほどに一致している。‘中村ブランド’の価値は普遍的です。
 こうなると、ちょっとノリがんばれ、と思えてくるから不思議なもの。あまのじゃくと判官贔屓のミックスでしょうか。ともかく、世界の‘中村ブランド’がこんなドロ船の助け船に乗っちゃいけない。騙されちゃいけませんよ、ノリさん、日本プロ野球界がみんなでよってたかってあなたを飼い殺しにしようとしている。あなたが消えて喜ぶ者に、あなたのバットを任せてはいけない。宙船どころか一人ドロ船状態のあなた、来年、バッティングセンターのホームラン・キングになってみんなを見返してやってくださいよ。頼みますよ。