2007年東京大賞典

 馬券を買うまでが戦いだった。
 俺、けっこう長いことネット経由で馬券買ってるけれども、最後の投票ボタン押したあとに、画面が真っ白になるってのは初めてだった。なかなか応答しないとか、そういうことはあったけど、最後のボタン押して真っ白。これはなかったわ。再読込、反応無し。
 「これはないわ」などと言いながら、即座にケータイでアクセス。こっちはつながる。が、たまに「サーバから応答がないのでログインからやり直してね」みたいなエラー画面。しかし、最初それに気づかず連打してもう一押し、それで繋がる。
 こういう場合の連打はよくないことなのだろう。が、しかし繋がりたいのだし繋がるのだからしょうがない。照会、最新投票内容。だめだ、前の9レースのだ。
 ええと、ケータイで買うか。投票、応答無し。簡易投票、こっちは大丈夫。あれ、でも、SPAT4三連単フォーメーションってどうだっけ? ええい、とりあえず馬単。買えた、三連単三連単、なんどかエラー画面出ながらも、こっちはつながる。投票……残金……、計算は合う。よし、買えた満足だ。いや、しかし、こんな駆け込みで当たったことあるだろうか? たぶん、これは外れだ。ヴァーミリアン本命で、外れだ。多くの人を巻き込むのではないか。あるいは、トリガミか。
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 鮮やか、鮮やか、武豊ヴァーミリアンあっしょ〜う! と、及川サトルの声の伸び高らかにヴァーミリアン快勝。おい、誰か年度代表馬に一票投じてやれよ。二着にフリオーソ順当、三つ目をメイショウトウコンルースリンド。この三つ目で俺はしくじった。ひいき目もあってアンパサンドとトップサバトン、いや、ひいき目なしでもフリオーソと差のない競馬をしていたのがこの馬たち。しかし、今回は力及ばず、成長力の差もあるのだろうかどうか。あと、ブルーコンコルドで、こいつは内枠の方を無視できないと思ったから。やはり二千はベストでない、といったところ。
 そんなわけで、やっぱりトリガミ。まあ、蕁麻疹で現地もしくは川崎場外回避したし、こんなところが妥当だろう。寒い中戦いに行った人たちに幸運あれ。