正月は食生活をリセットするいい機会かもしれない。今年は珍しくモチ中心の正月を過ごして、そう感じた。そして、リセット以前の食生活の見直しを決断した。そして、実行をはじめている。
リセット以前の自炊……お気に入りのお米「はえぬき」に、一汁一菜。一汁の方はちゃんとだしをとった味噌汁で、味噌も甘口辛口の二種類常備。一菜の方も煮物など中心で、フライなどはほとんどない。
……この、一見健康的な食生活にかかる金ときたら。毎日のようにスーパーへ行き、おかずと味噌汁用の何かを買う。もちろん、高いものは買わない。半額優先、値引き優先。レジのおばさんには「この客、一品三百円以上のものをほとんど買わないわね」と思われてるに違いない。しかし、それがつもりつもれば、低収入者に対する重荷になる。
そこで、俺は決断した。お好み焼き生活への回帰。そうだ、俺は独り暮らしを始めてから、低く見積もっても一年の70%は毎晩お好み焼きを食っていた時期がある。味覚的な苦痛はいっさいなく、また健康面も問題なし。実家暮らし時より痩せたくらいだ。
できることなら、それに近い回帰。むろん、小麦粉や油、マヨネーズの価格上昇は知ってのうえ。それでも、日々の手の込んだ食事より安く済む。なにより、スーパーに行く回数を減らせる。どこで読んだか忘れたが、倹約のテクニックの一つに「財布に触る回数を減らす」というのがあったと思う。まさにそれ。「今日は食パンだけ」と思ってスーパーに行って、それだけで済むことがあるだろうか? 何かしら、買ってしまうじゃないか。それだ。スーパーは楽しすぎるのだ。
というわけで、しばらくはお好み焼きでいこうと思う。初心にかえる、いいことじゃないか。思えば、この日記だってお好み焼きのメモのためにはじめたもの。それでいくぜ。