野宿ブームの予感

 アンジャッシュ渡部のラジオ、J-Waveの番組聴いてたらさ、なんか野宿の話してるわけ。野宿野郎ってミニコミ誌の編集長なる若い女性が出てきて、野宿についてトークしてんの。それがもう、なんかえらくサブカル臭、おしゃれ臭がしてきてさ、そりゃあもうFMってのはGROOVE LINE以外はそういう毒電波で構成されてるってのは百も承知で、耐えながら聴いてるんだけど(AMはAMで宗教団体のコマーシャルが多すぎてうんざりするけど)、そうか、野宿がオサレなのかって思ったわけ。いや、もちろん話の内容でことさらそうってわけじゃあない。じゃないけれども、これはそうだなって思ったわけ。FM電波に耐える上に、本来ベクトルは一見逆。カバーする範囲は広い。それでもう、俺みたいに下品な人間は、銭のにおいを嗅ぎ取ったわけ(嗅ぐほどの銭を見たこともないくせに)。これはもう、野宿映画、できちゃうね。主人公、二十台中盤から後半のちょっと知性ありげな女優に、あれだ、ホームレス役に演技派俳優でさ、なんか男と別れて、もしくは仕事に失敗して、あるいは家族との不和→野宿体験=通過儀礼→成長して戻る、みたいなさ。どうよ? ありきたりすぎか。いや、しかしさ、なんかリスナーのおたよりとか熱いしさ、ありなんじゃねえの? つーか、もうブームなのかな。そういえば、寿町のあたりでも野宿ファンが寝っ転がってて、自転車で轢きそうになることあるしな、うむ。つーか、ぶっちゃけ、俺みたいな下品な人間は、野エロ、野エロはどうなんや? ってそればっかりなんだけど、まあ、蕁麻疹おさえるためにアタラックス飲んだあとに、眠気をおさえるためにエスタロンモカAを飲んだ人間が朦朧としつつ思いついたこと、諒とせられよ。