フサイチホウオーが種牡馬に

今年4月にJRA競走馬登録を抹消し、乗馬になることが発表されていたフサイチホウオー(牡4)が、北海道新ひだか町アロースタッド種牡馬入りすることがわかった。

http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=30134&category=D

 引退時にも思ったことだが……と、日記を振り返っても記述はなかったんだけれども、ともかく思ったはずなんだけれども、フサイチホウオー種牡馬になれないというのは意外だった、と。その意外さをわかりやすく表現すれば、プリサイスマシーン以上、ストロングブラッド以下というかなんというか。
 しかしこうなると、種牡馬フサイチホウオーには期待できるんじゃないかという気がしてくる。乗馬ともなれば去勢はほぼ確実(ステートジャガーのような例もあるのでよくわからんが)、永遠に自らの遺伝子を残す機会は失われるわけだ。この利己的な遺伝子上の危機を乗り越えた精子の末脚ときたら、きっと府中の直線で弾けるトニービン産駒のように卵子に突き刺さり、どえらい産駒を出すやもしらん。いや、第二のメルシーステージは現れなかったわけだけれども、ミラクルアドマイヤに第二のカンパニーが現れないとも限らないわけだし、ともかくトニービン後継として頑張ってもらいたい。