おれが『キック・アス』で泣いたところ

キック・アス Blu-ray(特典DVD付2枚組)

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 TSUTAYA限定レンタルとかいう話を知らず、今さらようやく観たのだけれど、泣けたっす、マジ泣けたっす。どこで? というと、オタク少年の成長でもなければ登場人物の死でもなく、ヒットガールが本棚のたくさんある部屋でやった極上のアクション見てて、なんか泣けたっす。いや、おれは今までどちらかというと美少女に冷酷な態度をとられたい、罵られたい、見下されたい、そういう人間であることをことあるごとに表明してきたんのだけれど、そういうのじゃないんだよ、なんというか、そういうのじゃなくて、なんかこう、復讐譚への同情でもなくて、単に何かこう、健気だなぁというか、よくわからない感動があったんだよ。泣くところじゃねえだろと思いつつ、ああ、いいなぁという風が吹いてきたのですよ。まあほんとうに説明できないし、目の疲れと部屋の空調の具合か、という気もするけれども、ともかくそのシーンなんだ。ピンチに打ち震えるところとか、ラストでもねえし、まあそれでも、ともかくいいなぁって。なんだろうね、わからんね。正体不明。そりゃ、おれはたしかに、何度も表明するように、アニメでいえばシンシア・レーンとかアネモネとかミナ・ツェペッシュとか凛々蝶さまに罵られたい、潰されたい、ぶっ殺されたいみたいなところがある変態で、じゃあヒットガールもストライクじゃんって言われるとそうなんだけど、なんかそうじゃねえんだよ、ちょっと違うんだよ、いまさら言い繕うこともねえよ、でも、わかんねえんだよ。
 ……で、映画全般でいうと、これはもう評判どおりだったし、暴力の痛みっていうか、痛いだろってところも(わりと苦手なんだけど)良い感じで、いい出来でした。ストーリーも一筋縄じゃいかないところもあるし、笑えるところは……あったかな? まあいいや、なによりカタルシスはある。それでいいのか? というところはあるにせよ、言ったところでというところもあって、でも、冒頭のあれはあの人なんじゃないかって思ったのは考えすぎだったなとか、やっぱなんかオマージュとかあんのかなとか思いつつ、あるいはたとえば『ダークナイト』と比べてどうこう言える知識もないし、まあべつにとくに言うべきところはないです。というか、言いたかったのは上のところです。おしまい。
☆彡
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 まあ、部屋に写真貼るほどじゃないです。