- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2003/12/25
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■とはいえ、原作といっていいのかどうか、柳田邦男のノンフィクションは中学のころに夢中になって読んだ覚えがある。かといって、そのままミリタリー・マニアにならなかったあたりが、平凡止まりといえよう。柳田の本がミリタリー世界でどういう評価なのかは知らない。この映画についてもどうかは知らない。
■で、映画なのだけれども、正直ちょっと……感が否めない。笠原和夫の海軍というものに対する愛憎……というあたりまでに踏み込めない。昭和天皇の戦争責任をちりばめて、「右翼映画の顔をした左翼映画」というところもない。いや、人命軽視の零戦の思想というものについてかなり批判的なのはそうだけれども。
■となると気になるのは空戦シーンになるわけだが、たとえばチェコ映画の『ダーク・ブルー』とか最近の作品を観たりしたあとだと、若干ちゃちく感じてしまうのは否めない。いや、おれだって特撮博物館行ったりしてるけど、そのあたりの「味」もわからんし……。
■あとは、役者の方もなにかこう、言いたくはないが演技というか、なんというか……。
■でも、「おあっ!?」と思わせてくれたのはラストシーンで、「これか!」という。何言ってるかわかんねえと思うけど、そういうことで。
>゜))彡>゜))彡>゜))彡
……スピットファイアでバトル・オブ・ブリテンを戦ったチェコ人パイロットたちの話。
……この映画もお金はかかってそうって感じはしたし、爆発とかなにか職人芸っぽいなにかはあったように思える。
……ところで関係ないけど、今日は『ストライクウィッチーズ2』のBlu-rayも全巻観た。
……この映画は零戦の映画であって、結局太平洋戦争の始まりから終わりまでなんだけど、完全にそれを戦い抜いた実在のパイロットの本、というのも読んだのだった。この本もミリタリーマニアにどう評価されてるかとかは知らない。