さて、帰るか

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写真と以下の文章にはなんら関係ない。あいかわらずしょうもない日々だ。気分は沈んだままだ。そのうえ、腹の調子が悪い。胃ではない、腸だ。次に医者に行ったらトリメブチンを出してもらうことにしよう。それと、レキソタン以上に効く抗不安剤。あるのだろうか。あったな。ただ、眠くなるからよくないのだ。とりあえず、おれの不安は腹痛を引き起こし、腹痛は不安を引き起こす。人間、所詮、脳と腸の生き物。トリメブチンを出してもらう。脳みそも、内臓もぜんぶ取り替えてしまって、顔も名前も変えて、和歌山あたりの山奥で手彫りのこけしでも作って暮らしたい。将来僧になるよりは簡単そうだ。戸籍は寿町で売ってたりするのだろうか。それとも、ヤクザの事務所か? ピンポーン、「すみません、戸籍ほしいんですけど」。「ほかを当たってください」。「はあ」。おれのため息は深い。気づくと息をするのを忘れている。人間、所詮、肺と腸の生き物だ。もう一年以上タバコを吸っていないような気がする。タバコなんかいいだろうな、と思う。高くて買えないのだが。医者で処方してもいいんじゃないか。あの、タバコもどきの薬品はなんといったっけ。一度吸ってみたいものだ。ちなみに、「初めて吸った!」という記事を日記に二回書いているので、次は三度目だ。おれの脳みそは萎縮している。おれの脳みそも内臓も先の曲がったままの右手の薬指もそう取っ替えして、顔も名前も変えて、和歌山あたりの山奥で手作りクッキーでも焼いて暮らしたい。将来僧になるよりは簡単そうだ。戸籍は寿町で売ってたりするのだろうか。……とかいう軽口はすべてSUUMOに却下されてあの記事だということを覚えておいてほしい。ところで、ヤクザの事務所で戸籍は買えるのだろうか。次に医者に行ったときはトリメブチンを出してもらおう。人間、所詮、脳と腸の生き物だ。