昨日、「テレビ朝日が映らない」みたいな記事書いたんだけど、まあ実際は映ってて、もし、映ってなかったら『時効警察・復活スペシャル』見られなかったから、そりゃあ残念だったなーと思った。
いや、おれ、『時効警察』好きなんよ。あんまりテレビドラマとか見ないんだけど、『時効警察』とか、そういうの好きなんよ。なんかこう、サブカル好きおっさんの……あれ、おれってサブカル? 最後の方の小ネタのゆらゆら帝国に反応するってサブカル? いや、アニメばっかり見てるオタクか? ……いや、この問題についてはそれぞれの定義付けから始めなきゃいかんし、それこそ百家争鳴であって触らぬ神に祟りなしだ。
というわけで、まあ、背景、小物なんかの小ネタの瀑流も好きなんだけど、やっぱり『時効警察』は、登場人物のくだらねえやりとりが真骨頂よな、とか思った。どうでもいい話、しょうもない話、くだらないギャグ、そんなんがだらだらと、いや、小気味よくいくつもぶち込まれてて、そんな流れが好きなんだよな。
で、12年ぶり、というのに驚きだけど、オダギリジョーも麻生久美子も、あんまり覚えてねえけど、たぶん昔の空気のままで、「ああ、この安定感」ってのがあってな。オダギリジョーは、ほかの何人かの俳優と同じく、テレビドラマにはあんまり出ず、CMで稼いで、あとは映画に注力タイプだと思ってたんだけど、やっぱりなんか『時効警察』みてえの好きなんだろなって感じもあってよかったよな。ストーリーは、なんつーか、二時間ドラマの王道的な感じも出していて、武田真治の筋肉もよろこんでる感じがあったかな。
まあしかし、なんだ、人間いうものの人生いうもの、くだらないおしゃべりに尽きるというか、しょうもないことばっかりくっちゃべって、そんでいつの間にか死んで、終わってくもんだよな、とか思ったりした。実際のところ、おれ自身がほとんど社交的なタイプではないから、「なに言ってんだ」って話ではあるんだけど、まあ、ブログでつまらんおしゃべりしてるって思ってくれ。
つーことで、おれは『時効警察』に人間の人生の真理を見た……わけでもねえが、このメンツ、このやり方でロックしつづけてくれ。もちろんシリーズがはじまったら見るぜ。
以上。