秋華賞&府中牝馬ステークス

http://www.nikkansports.com/ns/horseracing/p-hr-tp0-051017-0006.html

直線半ばを過ぎるとエアメサイアの足音が近づいた。「後ろから迫って来るのが分かった。あと1完歩と思ったが…」。ゴール前で差された。天才の背中は遠かった。

 ラインクラフトエアメサイアか。やはり二強だと俺は思った。そう思った俺はラインクラフト三連単の一着に据えた。エアメサイアエアデジャヴーの娘だ。薔薇の一族を見ろ、見事なまでに勝ちきれない。エアデジャヴーはターフに帰ってきて同じ事をする。見ろ、名前がデジャヴーじゃないか。
 するとどうだ、レースがトライアルのデジャヴーとなった。小回りコースやペースなどなど、ラインクラフト有利になるかと思いきや、武豊にまったく同じ競馬をされた。しかし、福永祐一は責められない。馬は引っ掛かってて、よくなだめて乗った。スパートも間違っていない。しかし、騎手の差で負けたとも言える。最後の一完歩を残せるか残せないか、そこが天才と一流の紙一重。俺の馬券はラインクラフトエアメサイアショウナンパントルエアメサイアショウナンパントルニシノナースコールライラプスレースパイロットのフォーメーション。裏を食った。
 さて、一流か天才か内田博幸。府中のメーンはマイネサマンサから流した。四角先団から手応えが怪しい。外からヤマニンアラバスタが伸びてくる。俺もう駄目だと思って画面から眼を逸らした。しかし、ゴール板を二位で通過したのはマイネサマンサだった。これだよ、これ、内田博だよ、よくやった。これと西の最終でなんとかこの日の収支マイナスを免れた。
 他に気になった馬。アサヒライジングロイヤルタッチに母父ミナガワマンナ。早熟かもしれないが、小林淳を乗せて中舘に絡まれながらもなかなかの強さ。ディープインパクトの全弟オンファイア。出遅れを挽回できなかった。兄と違って大きく出たので、次は変わってくるか。そんなところか。