『涼宮ハルヒの憂鬱』〜ノット・エンドレスヘイト〜

 なんか、あたしキョン、なんかヘン、みたいな。電話が鳴った。ハルヒ、水着、みたいな。プール、ボカッ。ループ(笑)。
 

あれって『官能小説家』じゃねえの?


 なんかCMのさ、あの鬼が浴衣姿で読んでるハードカバーの本さ、なんか見覚えあるような気がするって思って、親父の蔵書のなんかかと思ってたんだけれども、この夜のエンドレスエイト見終わったあとさ、カート・ヴォネガットの『タイムクエイク』ってどんな話だったっけ? って、ごそごそやっててたらさ、出てきたのが高橋源一郎の『官能小説家』でさ、「あれ、これじゃん!」って、なんかゾクッとなった。


官能小説家 (朝日文庫)

今回のエンドレスエイト

 なんか今回のエンドレスエイトだけどさ、正直、エンドレスエイトの中でもあんまりグッと来るところのない、いたってスタンダードで没個性的なエンドレスエイトだと思った。もっとはっきり言うと、あんまりおもしろくなかった。ここまでくると、あんまりけれん味のないものを見せられても、こっちも鈍ってるからさ、そこんところさ。
 なんかけどさ、本当は、鈍るどころか、こっちがどんどんどんどん感覚を研ぎ澄ましていって、同じ場面に入るタイミングの1/10秒クラスでの差異や、声優の音声分析とか、そういうのが求められているのかもしれない。でも、なんつーか、そこまで求められても、みてえな。いや、だれも求めてねえだろうけど。

今後のエンドレスエイト

 こういうような記事を拝読して、俺、アニメの初心者だから肝の部分についてはさっぱりなんだけれども、「豪華版」のおまけ見て、なんかそういうことか、それならわかる、みてえな気がした。で、ブックマークのコメントに書いたけれども、なんつーのか、エンドレスエイトが開かれるためには、これもう、なんらかの、すごく処理難しそうだけれども、キャラと、脚本と、みたいな? そんななんらかの権利をフリーにして、まあ、動画ってことになんのか、アニメだろうと実写だろうと、フルCGだろうと、それで、撮るのも生後三ヶ月の赤ちゃんから、木村大作だろうとキム・ギドクだろうとキム・ジョンイルだろうと誰でもいい、みてえな。北朝鮮エンドレスエイト。ほら、なんか見たいだろ。見たくないか。まあいいや。あと、ヱヴァ観に行ったとき、『剣岳』の人気にびびった。
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まあしかし、ちょっと面白いんだけれども

 それでもって、まあ、なんつーか、今回の放送から入った口としては、「我々は10年待った!」みたいなファンほどの思い入れはなく、それなりに楽しんでいたけれども、なんつーか、そろそろ、そろそろいいんじゃないか、というような気にはなった。でもなんか、ここからが本当の地獄というような気もするし、それならそれでやってほしいと思う。ただし、オチは原作通りじゃだめだ。あれは弱い。なんかもう、いきなり実写になって「京アニ死ね!」とかいうのが入って、ネットの書き込みのとか入って、それって10年前に通った道か。あー、じゃあ、ちょっとぶち切れた長門京アニの制作現場に殴り込んで、気づいたらけいおん!の中でお茶飲んでるとか、いや、あんまりおもしろくねーや。あくまでSFとしてかっこよく片をつけてほしい。そこんところだ。さもなきゃ、なんかエロい展開にしろ。それだけだ。おしまい。