NHKがよほど大相撲協会に怒ってるのかなんか知らんが、ワールドカップの合間のニュースでおなじみの野球賭博問題。これについて、どっかのニュース番組で元関係者なる人物のインタビューやってた。むろん、匿名で顔も映さず、声も変え、指先すらも手袋で隠しての(今思ったけど、指の数とかに特徴が?)もので、信憑性はわからんが、おもしろいこと言ってた。俺もうろおぼえなんだけど、こんなこと。
曰く、野球賭博は胴元が損をしないようにオッズを決める必要があり、今どきはコンピュータで解析して決めるから、大組織のバックから情報を貰わなくてはならない、と。
それでピラミッドになってんだな。もちろん、そりゃ暴力団の組織とか力関係なんだろうけど、情報に価値がある。それおもしろい。そして、それの根っこになってんのがコンピュータ。これすごい。ヤクザの世界もセイバーメトリクス。なんつーの、単にチームの勝ち負けじゃなく、客がどっちに張るかみたいな、そこんところの割合まで予想してのことだろ。昔はこういうのをオッズ師みたいなのが経験や勘でやってたんだろうけど、今やコンピュータ。なんかわからんけど、こう、サイバーだ。
こうなると、そのうちヤクザが雇ったハッカーが敵対組織に電子戦仕掛けたりするんだぜ。わざとパンクさせるようなオッズになるよう、プログラミングを改変させんの。それで、つきあいのある力士経由で、その力士と交流のある野球選手の電脳とかもハックして、試合を操ろうって算段。でも警視庁組織犯罪対策3課の電脳捜査官とかもそれを察知してるし、電脳力士とか電脳親方も見過ごすはずがない。交錯するそれぞれの思惑。小雨の降る9月の神宮、運命の消化試合ヤクルト対広島がプレイボールする!
―もはやわれわれが見ている野球や相撲がそうでないと、なぜ言えるのだろうか?