大山鳴動して鼠一匹っていうけど、もう大山が崩れ落ちるんじゃないの?

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kabumatome.doorblog.jpなんかこの問題について書いてなかったので書く。べつに書く気もせんけど、将来というものがあるとして、ふと振り返ってみてなにも残ってなかったら、それはそれでむなしいものがあるからだ。

して、上のまとめで「大山鳴動して鼠一匹」と言われている。人死にが出ているのに鼠とはなんだ、とか、そういうことは置いとくとして、国家予算などからすれば森友学園についての銭などは鼠一匹かもしれない。

とはいえ、おれが思うに、大山だか泰山だかが鳴動していることが問題なんじゃねえかという。鳴動というか、崩れ始めているんじゃないかという。それが大噴火の予兆なのか、土石流の前兆なのか、ただたんにヘナっと潰れる前兆(どういう山だ?)なのかしらんが、まあともかく大山が問題なんだ。

大山、すなわちこの国の根幹というか、全体というか、三権分立であるとか、公文書の「公」であるとか、そこが崩れてる。崩れはじめてる。ひょっとしたら、もうそんなものとっくになくなっていたのかもしれない。安倍首相がどうしたとかいう以前、もうずっと前から山だと思っていたものが山ではなくなっていたのかもしれない。だから、その廃墟の上に安倍晋三ていどが君臨し続けることができているのかもしれない。

そうだ、神輿って「他のだれかが担いでくれてるだろ」と思ってると、ヘナヘナと地に落ちるのだ。

goldhead.hatenablog.comこの場合、なにが神輿かはわからない、だれが担ぎ手かはわからない。しかし、おれはほとんどこの国が「崩れ落ちている」ような気がしてならない。みんなで鼠を追ってるあいだに、振り返れば山が死んでいるかもしれない。山は死にますか。

しかしなんだ、人は仕事で自死するものよな。仔細詳らかになっているわけではないので、少ない情報から想像するだけだが、やはり「常識を壊された」とは役人の常識、いや、社会人、あるいは人間の常識を壊されたのだろう。労働時間については本件によるものかどうかわからないが、心も壊れる。脳は働かない。死ぬしかなくなると思い込む。

真面目な人だったのだろう、たぶん。

役人に必要とされる人格とはなんだろうか。おれはもう、役人なんてものは杓子定規にしか行動できない堅物で、まったく融通もきかず、一般企業じゃ「おまえとは仕事にならねえよ」というくらいじゃなきゃ、と思うところもあって、そうであれば法の定める「常識」に則ってよくないことをしかるべき方法で訴える、なんてこともできたのな。

……ってわけじゃないんだよな。やっぱり人間社会、そういう固すぎる人間こそ、折れるときは派手に折れる。かといって、おれみたいなフニャフニャでダラダラの怠け者ばかり役人になっては、政治家の言うところか市民の言うことも聞かずに寝てばかりいるので、それはそれで国は崩れ落ちる。清濁併せ呑むのも濁を飲んでいるあたりでよろしくない。なにかしら中庸が肝心だが、それこそ人間には難しい。いっそのこと、融通の効かせようもないAIに取り替えるか?

もう、なんというか、どうも崩れ落ちるイメージがついて離れない。こんなので、この国あと百年もつんだろうかとか、そういうレベルだ。まあ、百年後なんて知った話じゃない。「そんなことはないぞ!」という若人は、青年日本の歌でも歌って頑張ってほしい。おれも酔っ払って気分がよくなったら一緒に歌うよ。歌うだけだよ。

汨羅の淵に波騒ぎ 巫山の雲は乱れ飛ぶ
混濁の世に我起てば 義憤に燃えて血潮湧く

権門上に倣れども 国を憂うる誠なし
財閥富を誇れども 社稷を思う心なし

ああ人栄え国亡ぶ 盲いたる民世に踊る