高津臣吾と第4学区

 昨夜「報道ステーション」を見ていたら、今年シカゴで活躍した高津がゲスト出演。そう、数字を見てもわかるhttp://www.sanspo.com/mlb/takatsu/stats/2004.html、えらい活躍だったのだ。で、それにしても扱いが少なくって、みたいな展開のトーク。しかしまあ今年はそういう年だ。松井秀喜があのヤンキースの四番を堂々と務めているとか、田口壮ワールドシリーズに出ているだとか、他が無ければって話題が多い。いや「他」っていうか、イチローなんだけど、何もイチローばかりではなく、それら全体が絡み合い、さらに日本球界再編やオリンピックなどが加わり、なんとも忙しい年だったのかもしれない。
 しかし、古館伊知郎のトークは面白くないな。高津と言えば同じく元ヤクルトの石井一久なんかと並んで、おもろいキャラの一人のはずだ。それを活かしきれてない。いや、別に高津はお笑い芸人じゃないけど。
 古館のトーク番組と言えば、とんねるず石橋貴明と二人でやっていた「第4学区」という番組を思い出す。あれは同世代、同地域出身の二人が、単に昔話をくっちゃべるだけの内容だったけど、けっこう面白かった覚えがある。見ているこちらからすれば世代も地域も共通項がないのだけど、そこらあたり楽しませるのが話芸のプロかと思ったものだ。
 その点、今の古館はなんなのか。思うに「報道ステーションのキャスター」という役割に自分を当てはめすぎているのではないか。そして、彼の考える役割というかキャラが、まるで政治家みたいにがんじがらめにされた、堅苦しいものに見える。もうちょっとラフにやれよ、おしゃれ関係みたいにさ、ってわけにもいかないだろうが。
 しかし、高津である。正直ここまでとは思いもよらなかった。メジャーで満足いくまでやったら、最後はカープで投げてくれんものだろか(高津は広島工出身)。