酒井法子「容疑者」の衝撃

 タレントの酒井法子容疑者(38)が覚せい剤を所持していた疑いが強まったとして、警視庁は7日、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕状を取った。

http://www.asahi.com/national/update/0807/TKY200908070103.html

 耳に入ってきたFMのニュース、「警視庁は〜酒井法子容疑者を」の一言。それを聞いた私はどう思ったか。どう反応したか。即座に「ああ、やっちまったな。ひどい言い間違いだ。すぐに訂正しろよ……」と、私はそこまで思った。思ったのに、ニュースが続けたのは、たしかに酒井法子が「容疑者」になったという内容だった。びっくりしたね、というか、酒井法子と容疑者という言葉の繋がらなさに、困惑したといった方がいい。
 というわけで、自分の中で確認できたのは、「酒井法子」が「容疑者」とほど遠い棚にあったということ。とくに、酒井法子ファンではなかったし、ないのだけれども……。
 「のりピー語」の世代ではあったよ。マンモスうれぴーよ。ただ、そのころの酒井法子はそんなに好きじゃなかった。たぶん、自分も子供だったけれども、子供心にあまり好きじゃなかったぴー。でも、顔かたちは、好みの範疇だったな。そうだ、それで、「碧いうさぎ」だ。
http://www.youtube.com/watch?v=9100mg8IQ8A
 脱のりぴーからどのくらい経ったのちかわからないけれども、これの流行ったのを見て、「やっぱりきれいだなー」と思ったのだ。これはいいと。この曲もいいと。べつにCDを買ったりはしなかったけれども、これは好きな曲だ。それに、手話の振り付けというのもなかなか不思議な感じでよかった。このあたり、たとえば、篠原ともえがあのキャラを捨てたら、普通にすごい美しいというあたりの落差にも似て、私は好きなんだよ。
 というわけで、どういうわけかはともかく、酒井法子―容疑者という響きには、まるで繋がらないところがあるんだ。でも、自称プロサーファーと結婚していたっけ? 子供もいたっけ? というようなところであって、しっかりと追っていた人には、また何かべつの考えもあるかと思う。いずれにせよ、せっかくの酒井法子ほどの人なので、このまま失われてしまうのは惜しい。容疑は容疑として、またどうなるかわからないものだし、とりあえず発見されてほしいと思う。何より、子供のためにも、ね。