2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

鎌倉の仏には顔がない

資本主義とマリア様。 ひたすら少数のもののために手紙を書く仕事。 たけのこ泥棒で捕まった小作農は暖炉の前で、やはりたけのこ泥棒で捕まった小作農と素手で戦わせられるのだろう。どちらかが死ぬまで戦わさられるのだろう。土地の私有とマリア様。 私は桜…

酒のない人生に意味なんてあるのか?

依存に依存したくなる所存 - 関内関外日記(跡地) 「最近どうよ?」 「ジプレキサですけど、飲んだ初日に……」 「いやいや、全体的に」 「……うーん、年度末なんでむちゃくちゃ忙しくて、ストレスみたいなのも溜まるじゃないですか。それで、ここ一ヶ月くらい…

11年ぶり6度目のスウェード ―『ブラッドスポーツ』―

※スウェードって何? 誰? 生地? アメリカのフォークシンガーに訴えられてザ・ロンドンってつけろよ、とかいう人は相手にしていません。 「11年ぶり6度目の出場」。あなたはどんな高校を思い浮かべるだろうか? 甲子園常連といえるほどではないが、まったく…

さて、帰るか。

気分転換と自分の中で納得をつけては適当にネットを徘徊して、はてなブックマークで何事か書きつける習慣というのがこの世には存在するわけだが。どうも、はてなのブックマーク絡みの画面が変わってしまって、その習慣というのものがしっくりこなくなってし…

もう一つ二つピアス穴を開けたい

これといって洒落にならないエピソードもない左耳たぶのピアス。はじめに一個耳たぶに開けてから、じつに十年近く経って軟骨(ヘリックス)に二つ開けた。去年のことだ。 耳たぶに一つ、というのはいかにも中途半端な気がしていた。色の入っていない刺青みた…

かわいいのが好き

自分で買う服とか靴とかの話なんだけど、まあ店頭でなんか二点か三点から選ぼうとするじゃん。そうすっとおれは基本的に「こっちのがかわいくていいな」って感じでものを選ぶわけ。かわいいは正義(出典はしらない)。 ただ、たぶんというか、確実に、なんと…

パソコンから変な音がするんです

朝からたまにキュッん……みたいな音がするんです。アタシ、こわくなって、かといって今日は職場にアタシしかいないからどうしようかと思ったんだけど、大発見しちゃったんです。土曜か日曜かわすれたけど、休出してるときに、パソコンでアニラジを聴くために…

NHK「日本人はなにを考えてきたのか 第10回昭和維新の指導者〜北一輝と大川周明〜』を観る

この番組をNHKオンデマンドでご覧になったわけではなく、そろそろアニメの編成が変わる時期で、Blu-rayレコーダーを整理していて、なんとなく再生ボタンを押したものだ。司会者のアナウンサー。各地を旅してインタビューする田原総一朗、スタジオで解説する…

たった二枚の桜の写真のために

桜の写真はむつかしいというが、おれは自分のカメラというものを持ってから数年は経つが、桜の写真をそんなに撮った覚えがない。少なくともここ横浜あたりでは、年度末前後に咲くからだ。年度末というのは忙しいのだ。おれはいつかきちんと同定したウメやバ…

中公文庫『日本の詩歌3』から高浜虚子をいくつか

おれが俳句というものに興味を持つとすれば、次の一句に尽きる。 虚子一人銀河と共に西へ行く どこで初めて目にしたか覚えておらん。覚えておらんが、俳句というこの短い言葉の中に、全宇宙のスケールのあることにえらく打たれたのだ。 野村秋介獄中句集『銀…

『よつばと!』12巻はしんみりきたかね?

よつばと! 12 (電撃コミックス)作者: あずまきよひこ出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2013/03/09メディア: コミック購入: 20人 クリック: 605回この商品を含むブログ (253件) を見る ふと、日記へのリンク元を見たら「よつばと12 しん…

『PSYCHO-PASS サイコパス』も『ロボティクス・ノーツ』も普通に終わったな。

普通ってなにかね? よくわからないが、おれがノイタミナ枠2クール2作品を見終えて感じたのは、そんなところだった。ノイタミナラジオというのがあって、おれは最近聴き始めたのだけれども、その喋り手が異様なまでに絶賛するほど『サイコパス』がすげえとは…

依存に依存したくなる所存

依存に依存したくなる所存。信仰と言い換えてもいい。芯となる心というものがない。いたずらに薄っぺらいロゼットを展開するばかりで高みに登れぬ。かといって、たいして広がるものでもなく、結局はじゃまものあつかいされて、踏まれてちぎれるか、引っこ抜…

『キルミーベイベー』の風潮

ニコニコアニメスペシャル「キルミーベイベー」一挙放送 - 2013/03/27 19:00開始 - ニコニコ生放送 これがはてなブックマークに上がっていたので少々。 ……というか、どこから話すか。おれは原作を知らずアニメを観た。普通に楽しんだ。アニメの放送が終わっ…

さよなら、R2

「いい自転車なんだから、もっと乗ってやってくださいよ」。 一ヶ月点検のとき、スポーツオーソリティの、本当に自転車に関するオーソリティらしいじいさんは言った。今はスポーツオーソリティの自転車売場どころか、スポーツオーソリティのあるジャックモー…

野村秋介獄中句集『銀河蒼茫』を読む

おれが俳句というものに興味を持つとすれば、次の一句に尽きる。 虚子一人銀河と共に西へ行く どこで初めて目にしたか覚えておらん。覚えておらんが、俳句というこの短い言葉の中に、全宇宙のスケールのあることにえらく打たれたのだ。 して、野村秋介『銀河…

望まぬ空など夕焼きにしてしまえばいい

馬券の負けを見届けたおれはα65にMINOLTA AF MACRO100mm/f2.8(旧式)つけて散歩に出た。まだ根岸森林公園に梅の一本でも咲いているのではないかと思ったのだ。あるいは、知らぬ間に日も長くなり、美しい夕焼けでも撮れるのではないかと思ったのだ。 家を出…

若松孝二『千年の愉楽』を観る〜血と地と……〜

若松孝二監督作品「千年の愉楽」公式ページ 若松孝二の遺作となってしまった『千年の愉楽』を観る。映画館はジャック&ベティ。先週挨拶回があったらしいが、気づくのが遅かった。出演者のサイン入りパンフレットを買う。『三島由紀夫』もそうだったが、なん…

自動巻の時計ってようできてんなーって

腕時計をしていないとなにか落ち着かない。とはいえ、食事のときは腕時計と指輪と外し、iPhoneと並べる癖などもあって、そのせいかどうか、気がつくと一本なくなったりしている。買い足すことになる。 セイコー5、自動巻の時計。本来、この歳で腕時計をする…

見てきたように話す

「見てきたように話す」って、「見てもないのに、伝聞かなにかをさぞ自分の目で見てきたかのように話す」ってことで、まあ眉唾もんだろうということなんだけど、じゃあ、だからといってその内容が誤りとも言えない。 「見てきて話す」ものが眉唾もんじゃない…

34歳、酒と煙草と睡眠と精神、そして身体

おれは34歳になるので日記に記すことといえば健康と病気の話ばかりになってしまった。ただ、病を発症するというよりは、病を発見しつつあるという方が近い。今週のお題は今週のお題は「ねむい」だそうだが、おれの「ねむい」は病気としてのそれ、すなわち睡…

おまえの運命の支配者はだれか?

おれは万引きばれ保安員にけが、逃走し体育教室で講師しようとしていたところ、奇妙な車にクラクションを鳴らされた。その車はメルセデス・ベンツML430で、後部が一段高くなっていて、透明のガラスに囲われている。その中の椅子に一人の白人のじいさんが座っ…

笠原和夫『「妖しの民」と生まれきて』と『映画はやくざなり』を読む

「妖しの民」と生まれきて (ちくま文庫)作者: 笠原和夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2004/07/08メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (13件) を見る映画はやくざなり作者: 笠原和夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/06/01メ…

すばらしいストライクウィッチーズの今後はどうなるんかの……?

最近よう思うんじゃがの。 ストライクウィッチーズの今後はどうなるんかの? Amazonから「秘め歌CDの発売日決まらんけえ、こんなの予約どないしようかの」ってメールが来よると、そがな思うんよ。 島田フミカネ、鈴木貴昭の面々はライフワークや言いよるは信…

是枝裕和『官僚はなぜ死を選んだのか』を読む

官僚はなぜ死を選んだのか―現実と理想の間で (日経ビジネス人文庫)作者: 是枝裕和出版社/メーカー: 日本経済新聞社発売日: 2001/06メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (10件) を見る おれと水俣病。おれの祖父はチッソに勤めていた。母を含め…

下水流昂

※四文字熟語ではありません。 おう、下水流昂のサインボールでえ。……って、直接書いてもろうたもんやないサインボールにどんな意味が……ちゅう考え方もあろうが、まあ樽募金のつもりじゃけえ。 で、なぜ下水流か? といえば、横浜高校出身だから? というので…

野毛で真のナポリピッツァを食すのこと

Kikuyaでスープカレーでも食べようかいうことにしたのだけれど、やはり店外に少し行列ができていて断念。少し坂を下ったところにある「ピッツェリア キアッキェローネ」でランチと相成った。それもたまたま入ったタイミングがよかっただけで、後から行列がで…

アンブライドルズソングを聴け!〜『ジャンゴ 繋がれざる者』を観た〜

ある作品の中に、大量のオマージュやパロディが含まれている。だが、おれはその分野について不案内だ。さあどうする? どうもしない。「そうなのかもしれないなぁ」などと思いつつ、その上で面白いかどうかの話だ。もちろん、そのあとになって、元ネタを辿る…

タロットカードを買う、そして作りたくなるのこと

イタロ・カルヴィーノの『宿命の交わる城』という本を借りた。なにかこう、タロットを元にしてどうこうしている小説らしい。フィリップ・K・ディックが『高い城の男』を卦で書いたのと似たようなものだろうか。 そして、よくわからないがおれはタロットカー…

郊外願望24時

アニメ世界の新興住宅街 - 仮想指定 こちらを読んで思ったことなど。 郊外、サバービア。あるいは国道沿い感。その空虚さ。そこにあるなんらかの消息。おれはそれに惹かれるところがある。それが(それを描いたものが)ある種の陳腐な感傷趣味にすぎないとし…