2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『マン・オブ・スティール』の世界で何番目かにダメな感想

「はい、次? おたくはなにしたの? ピザ生地に自分のマヨネーズを? 違う? というか、なにかねこの名前、警察で冗談は困るんだけどね?」 「いえ、あの、マン・オブ・スティールです……」 「マンノウォーだかフラッシュオブスティールかなんだか知らないけ…

ゲームは(中略)救われてなきゃあダメなんだ

ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル (通常版) - PS3出版社/メーカー: バンダイナムコゲームス発売日: 2013/08/29メディア: Video Game クリック: 548回この商品を含むブログ (80件) を見る※買ってもいないしプレイもしていないです。 おれには気になっ…

プランNo.1729

いよいよ食い詰めたおれは包丁を持って立ってた。右手に一本、左手に一本。回転寿司屋のレジの向こうの男はまず右手を見て、次に左手を見た。そして言った。 「板前志望ですか?」 「いいえ、強盗です。お金をください」 男はうんざりしたような表情で、「一…

週刊文春に桜玉吉!

桜玉吉の新連載「日々我人間」が、本日8月29日に発売された週刊文春9月5日号(文藝春秋)にてスタートした。 桜玉吉が週刊文春で新連載、ミニエッセイ「日々我人間」 - コミックナタリー なんだそれは! というのが、上の記事を見つけたときの率直な感想であ…

I Like The Drugs (And The Drugs Like Me)

ここのところ数週間、不安感、具体的にいえば動悸と手汗が強い。ベンゾジアゼピン中毒者としてブロマゼパム(商品名セニラン←レキソタンのゾロ)と、以前処方されて職場に残してあった余り物のアルプラゾラム(商品名ソラナックス)が欠かせない。セニランの…

『ヒストリエ』8巻でいちばん気になるコマはなにか?

ヒストリエ(8) (アフタヌーンKC)作者: 岩明均出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/08/23メディア: コミックこの商品を含むブログ (33件) を見る おれが漫画を買ったり読んだりできる身分でなくなったり、死んでしまったりするのと、『ヒストリエ』の完結は…

バロウズ『裸のランチ』を読む

裸のランチ (河出文庫)作者: ウィリアム・バロウズ,鮎川信夫出版社/メーカー: 河出書房発売日: 2003/08/07メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 42回この商品を含むブログ (64件) を見る 中毒者の羞恥心は、性と無関係な、だが同じく生命衝動からくる社交性と…

木田元『反哲学史』を読む

反哲学史 (講談社学術文庫) [ 木田元 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 文庫 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 1,047円 図書館でふと目について(どこかネットで名前を見たばかりだったかもしれない)、手にとって(図書館で本を借りるの…

このあたりで一番おでんを売っているローソン

寿町の対面にあるローソンに入る。東スポを買うためだ。このローソン、おれはしばらく新聞を売っていない、珍しいコンビニだと思っていた。なんのことはない、新聞の立ち読みか泥棒かに業を煮やしたか、カウンターの中に置いてあるだけだった。近ごろはカウ…

ぼくのむかしのあいどる

80年代女性アイドル格付 おれは1979年生まれなので、80年代アイドルに対して微妙な距離にある。その全盛期というものを、アイドルのターゲットたる年齢として過ごしていない。かといって、ここに並んだ彼女らの名前を知らないかといえばそんなことはない。た…

それがおれが死なない理由の比喩

生きること。生活、人生。ライフ。前日に書いた宝くじの話、おれは死にたがっているのだと思った。生きるために必要なもの、金。金がいる。おれはめっぽう金を稼ぐ力に欠いている。精神疾患のせいで自動車が運転できないとか(軽いのでしようと思えばできる…

立ち飲み屋、競艇中継、おれはサマージャンボ宝くじに当選しない。

約2千万円をだまし取られた福岡県の男性(54)は「だまされるのがバカだと思うが、当時はそれだけ追い詰められていたのかもしれない」と振り返った http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130821/crm13082114160007-n1.htm いまさらの話だが、サマージャ…

富士総合火力演習(予行)へ行くのこと

平成25年度富士総合火力演習(予行)行きのチケットがひょんなことから手に入った。(予行)とはいえ、だいたい本番と構成は同じだし、入手困難なものらしい。行くしかないだろう、ということで行ってきた。 ということで、あとはこのエントリー、安い300mm…

「踏まないでください」

おれは極限に近いほどボケーッとしながらサービスエリアのエスカレータを登っていた。すると、目の前に小学生らしい女の子数人がこちらを向いて待っていて、天国への階段でも登ったのかと思ったら、「踏まないでください」と言われて慌てる。エスカレータの…

わたらせダーク・ツーリズム

1日目 おれはなんの意図もなしに城山三郎の小説を読んだりはしない。『辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件』の話である。日本近代の公害問題。これを現地で見てこそ現代、そして未来につづく云々。決しておれの行きたかった浄土ヶ浜が遠すぎると女に却下されたせい…

夏はカラスについばまれるセミの静かな死

風に吹かれる日に焼けた寿町の年寄りのシャツの裾。照り返しから目を背けて、かける宛のない電話番号。未完の帝国に降り注ぐ百万の不発弾。掘り起こされる記憶の予定地に偽りの骨を一本混ぜてやろう、二本混ぜてやろう。おれは逃げ帰って水分不足。寂しくな…

ニートのスティグマ

上司の家の近くにどうも働いている様子のない独身男性が引っ越してきたという。上司本人はべつにどうとも思っていないようだが、娘さんがいることから奥さんが少し不気味に思っている。さらに、近所づきあいのある人たちが相当に警戒している、云々。 若いこ…

ギ・ゴールデン・ライフ

真っ昼間から100円ローソンで買った缶チューハイかビールのようななにかプシュッと開いて地べたでごくごくやってる寿町系人間、立ち飲み屋で夏の甲子園と競艇の二画面中継観ながら一杯やってる寿町系人間、おれ眺めて思うに、あれにはどうやったらなれるのか…

ストルガツキー兄弟『地獄から来た青年』を読む

地獄から来た青年 [ アルカジイ・チタ-ナヴィチ・ストルガツキ ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 小説・エッセイ > 外国の小説ショップ: 楽天ブックス価格: 1,944円 ヴォガネットではなくヴォネガット。ストガルツキーではなく、ストルガツキー。本書での表…

ビートルズとかよく知らないけどアビイ・ロードのライブカメラおもしれぇ

さすがにお盆の週、まあわりと暇というか、もとから仕事が減り気味なのにこの夏休みときたら、まったく静かなもんで、自己研鑚も日頃やらないなにかをやろうとかいう気もせず、ネットでダラダラ。したらこんなサイトを上の記事経由で見つけた。 ビートルズ、…

コカ・コーラ・バニラ買って飲んだこんな味だったっけな

コカ・コーラバニラ 490mlペットボトルx24本 【ケース販売 】メディア: その他この商品を含むブログを見る 100円ローソンであんまり見かけねえ面のコーラ見かけて、「昔、コカ・コーラ・ライトって白っぽいやついたっけ」とか思って思わず買って飲んですげえ…

Watch out, the world's behind you.

今週のお題「海」 鎌倉の実家にあったおれの部屋を思い出す。窓を開けたら、片瀬の山の上からは、遠くかすかに湘南の海が見えた。海岸線からどれだけ離れていたら海辺の育ちといえるのか。おれは少なくとも、海辺の育ちという思いは持っていなかった。ただ、…

夏のお好み焼き、セロリーとしょうが

薄力粉と強力粉の割合、そこに米粉も使う場合もある。5:5、6:4、できばえに差があるのか? 知った話か。鶏卵のサイズは大中小混在。出汁としてなにかを入れるのは金の無駄。そしてセロリー。青臭いセロリー。味気のない葉まで使う。金持ちはウサギの餌にでも…

温室育ちのおれに道は残されていない

高学歴だ、低学歴だと喧しい。頼むから静かにしてくれ。いや、おれがクリックしなければいいだけの話だ。だが、なぜか見てしまう。もうそろそろ終わりか。 おれはどんなところからそんな話を見ていたのか。上の方から見ていたといっていい。そんなおれの学歴…

城山三郎『辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件』を読む

辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件 (角川文庫)作者: 城山三郎出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 1979/05/23メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 60回この商品を含むブログ (31件) を見る 「弁士注意!」 黒サージ服の警官が、咽喉仏を突き出すようにして叫んだ。正…

東京タワーは日本一の山

国立新美術館! アメリカンポップアート? ノー。連れの人の親戚が出品云々のおつきあい。無料。まあ、わりと嫌いじゃない。あからさまな実力差があるという展覧会というものも。おれには見る目があるから、みたいな上から目線で失礼。ゲラゲラ。昼飯は先に…

おれはいい血管

wikipedia:オランザピン 日本においては、オランザピンと因果関係が否定できない重篤な高血糖、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡が9例(死亡例2例)報告されており、厚生省より注意喚起がなされた[1](2002/4)。これに対し、発売元の日本イーライリ…

アミサイクロンの平目

アミサイクロンの平目。そこには固有の何かがあるように思える。他になにか必要な一言もなければ、欠けている一言もない。アミサイクロンの平目。これだけで、人気薄のアミサイクロンがあの日のマーチステークスを逃げ切ったこと。平目という地味な騎手が年…

竜宮伝説の山の村

ぼくの村には竜宮の伝説があった。世に言う「浦島太郎」の話に近いものだ。ただ、少しだけ詳細が違うし、むかしむかしの話というほど遠くない話のような気もするので、書きとどめておこうかと思う。 ぼくの村は山の中にあった。村には二人の村火消の兄弟がい…

木の街・新木場のライブ行ってきたで

おれは金を払って音楽を聴きに行った経験が5度ある。そのうちの1回はすばらしいストライクウィッチーズのイベントであり、残りの4つはくるりのライブである。今日はその4つ目だった。 音楽は「ロックンロール・ハネムーン」から始まった。2曲目には「ワール…